女性部下からの相談で、思っても口に出してはいけないひと言

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上昇志向の男性と、横並び意識の強い女性では、上司に求める資質や理想像が違います。それぞれの傾向と上手なコミュニケーションの取り方を教えてくれるのは、『佐藤律子の本当は教えたくなかった禁断のモテ術』の著者で異性間コミュニケーション講座考案者の佐藤律子さんです。特に女性の部下からの相談された場合のアドバイスは、女性部下を抱える上司にとっては貴重な示唆に富んでいます。

男性部下は上司を「師匠」とする

男性の仕事の目標は、地位、名誉、お金を得ることによって、社会的に出世することです。そんな男性にとって、組織の命令は絶対ですから、たとえ急な転勤や部署移動にも素直に従います。なぜなら、いずれ自分も組織内で権力をつかみ取りたい!と思っているからです。

権力をつかむために、今は権力者(上司)に従う。こうして、男性のわかりやすい上下関係ができあがります。特に、上昇志向の強い男性ほど権力者に気に入られようとふるまいます。

男性は上司の仕事の範囲を「仕事の効率が上がるチームづくり」と考えています。部下に的確な指示を出し、やる気を引き出す。これが上司の仕事です。男性部下は「上司を『師匠』として尊敬しながら、仕事の結果を出す」ことにやりがいを見出しています。

女性部下は上司を「お父さん」とする

女性部下は心のどこかで、上司に「お父さん」や「お兄さん」を求めています。ですから上司の仕事の範囲にプラスして「職場での雰囲気づくりや、部下である私のメンタルケア」までを求めているのです。

これはもしかすると、男性上司には思いも寄らないことかもしれません。上司に身内的な感覚を持つので、仕事や組織に問題が見つかると、上司と「共有したい」と思います。問題解決のためではなく、「共有」だけが目的で上司にホウレンソウしていることが多いのです。女性部下とのコミュニケーションは、「わかっているよ」の共有意識が大事なのです。

男性上司のみなさんは、女性が何かを相談してきたとき「それはムリだろう」と思ったとしても、すぐに口に出してはいけません。まずは「そうか、そうか」と優しく聞いてあげることです。解決できなくても、聞いてもらっただけで女性の不満のほとんどは解消されます。たとえ、ダメだとわかっている場合でも、話をよく聞いて「検討して後ほど報告する」と伝えるだけでよい関係を築くことができます。

他に具体的に何をすればいいのかと言えば、体調を気遣ったり、出張に行ったらお土産を買って来たり。そんなことでいいのです。

異性間コミュニケーションを学んで部下の扱いが得意になりましょう!

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