朝鮮半島で暮らすものにとっての最大の関心は南と北がいつ統一するかということだ。中国も米国も日本も皆、朝鮮半島の統一には消極的だと言われている。中国としては子分のような北がいなくなって統一朝鮮になるわけなのであまり気持ちよくはない。米国としてはこれも子分のような韓国がいなくなるのだから、武器も売れないし気分はイマイチだ。日本もそうかもしれない。今でさえ韓国からああだこうだといわれて苦労しているのに、これにさらに北が一枚加わっていっしょの声を上げられた日にはどうなるべという気持ち。
でも、人類として人間として地球村の市民として考えるべきだ。同じ民族が分断しているというのはあってはならない現象だ。必ず統一すべきだしそうなる。だったら早いとこいっしょになってもらったほうがいい。さらには国という区別もなくなる世の中が来るものと筆者は確信している。100年後になるか200年後になるかわからないけれど。本稿でも以前お届けした「統一の予言」によれば、だいたい2020年くらいから2025年あたりまでに統一することになっている。あくまで予言だけれど。
もう何年も前のことのような感じがするんだけど、スピードスケートの奈緒が泣き崩れるイ・サンファ(李相花)を抱き寄せるビジュアル。平昌オリンピックといえばあの場面しか記憶にないのだけれど、あの名場面が南北へと続き、さらに日本へと拡大されていくことを強く願いながら、今年最後のコラムを締めくくろうと思う。
読者の皆さん、よいお年を。そしてすばらしい新年(己亥年 つちのといどし)をお迎えください。
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