台湾のしゃぶしゃぶは鍋を独り占めして食べるのが普通って本当?

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世界で一番「親日」の島国・台湾に2015年まで住んでいた日本人「小 籠包(しょう・ろんぽう)」さんが発行する無料メルマガ『〜台湾大好き!メルマガ〜 レレレの台湾』。今回は、奥様が日本へ里帰り出産して戻ってくるまでの4ヶ月間、台湾で一人暮らしを経験したという小 籠包さんが、その間に食べた台湾グルメとお店をご紹介。「リアル孤独のグルメ」として体験した、「一人でしゃぶしゃぶができるお店」の食レポをお届けしています。

リアル孤独のグルメ台湾篇 鍋神日式涮涮鍋(一人しゃぶしゃぶ)

妻が里帰り出産して台湾へ戻ってくるまでの4ヶ月間、台湾で一人暮らしを経験しました。その間、私が食べた台湾グルメとお店を少しづつご紹介いたします。

私が住んでいた当時の台北市南港(ナンガン)区の南港展覧館という見本市会場周辺は、台北でも再開発が最も遅れていた地域で、常に工事用車両や巨大なトラックなどが行き交い、まだところどころに空き地もあって買い物や外食では苦労しました。お店が少なすぎる。。そんな開発途上でホコリっぽい街にも、僅かながら飲食店が並ぶ通りがありました。

その見本市会場が建つ大通りの交差点付近に、旧日本統治時代の商店建築が建ち並ぶ一角があり、そこに、しゃぶしゃぶ屋さん「鍋神」はありました。

しかもここ、「一人でしゃぶしゃぶができるお店」なんです! 一人でしゃぶしゃぶって何か変ですね。

実は台湾のしゃぶしゃぶ屋さんの多くは、テーブルに一人用の鍋が各席ごとに埋め込まれていて、一人ひと鍋づつ具材をしゃぶしゃぶして食べるのが特徴。これなら食べる量を気にせず、誰にも邪魔されずに思う存分、しゃぶしゃぶを楽しめるってわけです。合理的ですね。

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これで一人前。ライスも頼めば気分はパラダイス

もちろん、二人用、三人用の鍋を置く店もありますが、主流は一人ひと鍋なんです。

店名にある「日式」は日本風日本式という意味なんですが、日本にもこんな方式が欲しいです。

※もっと画像を見たい方、インスタグラムに投稿された「鍋神」の画像はこちらです。

さて、そんな台湾式の「日本風しゃぶしゃぶ」ですが、この「鍋神」もご多分にもれず、この一人しゃぶしゃぶシステムを採用しているお店の一つ。

妻が里帰り出産で日本に戻ったあと、一時的に一人暮らしをしていた私は、給料日だけは贅沢をしようと、前から目をつけていた、この一人しゃぶしゃぶのお店に入ってみたのです。

メニューを見てびっくり! そこには大量の野菜や練り物などがてんこ盛り、さらにスライスされたお肉が、ついているじゃあーりませんか! これで最安値のメニューが豚肉のスライス付きで220元(約790円)から。

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実際の「鍋神」のメニュー。肉の種類や具材によって値段が違う

店員さんが、白飯もいる?と聞いてきたので、もちろん頼みました。

しゃぶしゃぶを独り占めできて、さらにご飯までいただける幸せ。。。食べるペースも気にしない、気にしない。

ちなみに、しゃぶしゃぶのタレですが、店内にある調味料エリアにて自分で自由にカスタマイズできます。薬味も置いているので、味を自分好みにアレンジし放題ですよ。しかも、お茶はセルフで飲み放題です。

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カスタムしたタレで、しゃぶしゃぶを楽しむ。火の強さも自分で調節

そんな鍋神ですが、私がかつて住んでいた南港からは撤退してしまったようです。残念。。。

しかし、フランチャイズのお店なので他の支店は営業中。長春路にある旗艦店(フラッグシップ)のデータを下にご紹介しました。

まさに「孤独のグルメそのものの、一人しゃぶしゃぶ。台湾に行ったら、ぜひ体験してみてください!

店名鍋神(日式涮涮鍋)長春旗艦店
住所台北市中山區長春路130號
営業時間:11:00〜23:00
定休日:月曜

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【著者】 小 籠包(しょう・ろんぽう) 【発行周期】 8日、18日、28日など、8のつく日

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