毎月初、その月々の星空の見どころをお知らせしてくださる無料メルマガ『1日1粒!『幸せのタネ』』の著者・須田將昭さん。今月は、須田さんが「なかなかに見どころがある」という2月19日の星たちについて紹介しています。
今月のほしぞら案内(2月)
2月の星空は、とにかく寒い…の一言ですね。ちょっと立ち止まって星空を見上げる…というだけでもしっかりと防寒を。
さて、さて、まずは見やすいもので金星なのですが、1日に月と近づきました。とは言っても実はもうその最接近の時間は過ぎているので、このメルマガを見てからでは、離れてしまっています。遅くなってしまいすみません。
2日の夕方に月と土星が接近したのですが、土星は太陽の方に近いのでその姿を見ることはできませんでした。
今の見頃は、明け方の東の空ですね。木星と金星が輝いています。そこに、先ほど話題にした土星が下旬には加わってきます。
2月19日はなかなかに見所ありますよ。
まず明け方。金星と土星が近くに輝いている姿を見ることができます。少し離れて木星も明るく輝いています。
外惑星(地球より外側をも回っている惑星たち)の木星や土星の見かけの動きはあまり変わりませんが、内惑星(水星や金星など地球より太陽の内側を回っている惑星)は、1日で大きく見かけの位置が変わります。それで19日の明け方には金星と土星が近づいて見える、ということです。
また2月19日は月が地球に最も近づきます。翌日20日が満月ですが、今年最も大きく見える満月、ということになります。
実際にどのくらい違って見えるのかは、横に小さい時の満月を並べて見るわけではないので、一般にはわからないでしょう。
それでも、いつもより月は近いんだな…と思って見るのは、少しロマンを感じますね。
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