繋がってない携帯で長電話?在米日本人が明かす「NYあるある」

 

5)ありえないくらいカジュアルな格好で歩く人々

ニューヨーカーは体を動かすことが大好き。エクセサイズとトレーニング中毒。街中のいたるところに、ジムやヨガスタジオやピラティス教室の看板を目にします。脅迫的なまでに健康重視のその姿勢は、健康のため、というより、むしろビジネスシーンで100%のパフォーマンスを出すための仕事の一環。とにかく、みんながみんな、そのあたりの運動施設に通っています。

至る場所に、ジムなり、スタジオがあるということは、つまりは「ご近所」。みんなの自宅の近くに必ず、これらのジムやスタジオがあります。汗を流した、セッションが終わり、みんなそのままの格好で、帰ります。なぜなら、家がすぐそばだから。

さすがに電車やバスに乗って帰宅する人は、着替えると思いますが、Tシャツやランニング、短パンやレギンスだけで歩く、多くの人は、歩いていける距離に自宅があるから。日本だとちょっと見かけないと思います。

弊社の社員も、編集部真向かいの極真空手の道場に通っています。僕が極真空手USAのプロデューサーをやらせてもらっている関係で、弊社社員は月の会費が無料。女性社員がエクセサイズの為に通っているのですが、歩いて2分の距離なので、オフィスで空手着に着替えて、サンダルを履いて、そのまま、その格好で行きます。

確かに2分の距離でも、道中は、天下のマジソンアベニュー。何十人にも目撃されているはずです。なにより編集部は11階。エレベーターで1階に降りるまでに何人もエレベーター内で一緒になるはずです。さすがに「恥ずかしくないのか?」と聞いても、誰にも指摘されたことがないとのこと。今では当たり前の光景になりました。

ある日、アベニューに面している社長室から階下を見下ろすと、大通りに、空手着、裸足、サンダルのアジア人女性二人組。それはそれで異様な光景ではあったけれど、でも、それなりに、この街では馴染むもんなんです。

6)でっかいネズミに驚かない

ニューヨークのいたる所で目にする、モグラ大のネズミ。日本では見ることがない巨大げっ歯類。最初に目にした時は「これ、本当に、ネズミ?」と目を疑いました。それくらいデカイ。場合によってはモグラよりもデカイです。特に夜道、1階に、飲食店がテナントとして入っているビルに面した路上では、まず100%目にします。

いちいち驚いてると、ニューヨークではやっていけません。この間、口論してる30代くらいのカップルの足元を、2匹が何往復もしていました。当然、その大きさからふたりとも気づかないわけはないのですが、口論に夢中で、ネズミ、無視。これ以上ないほどのニューヨークな光景でした。

まだまだありますが、今回はこのへんで。

image by: Maridav, shutterstock.com

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全米発刊邦字紙「NEWYORK BIZ」CEO 兼発行人。同時にプロインタビュアーとしてハリウッドスターをはじめ1000人のインタビュー記事を世に出す。メルマガでは毎週エキサイティングなNY生活やインタビューのウラ話などほかでは記事にできないイシューを届けてくれる。初の著書『武器は走りながら拾え!』が2019年11月11日に発売。

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