男と女の浮気、どちらが罪が重いかというと、実は女の浮気です、と竹内がいう。男は常に「浮気ができないかな」と思っているが、女は「この人だ」と決めたら、一発で仕留められる「巧妙な手段」を駆使して浮気をし、その男の遺伝子を取り入れる。自分の排卵期に、浮気相手と亭主両方と交わりアリバイ工作をするのだ。
アメリカで行われた研究。学生に質問を投げかける。「あなたの彼(彼女)が、異性と情熱的なセックスをしている状況を思い浮かべてください。あなたの彼(彼女)が、異性と心の深いところでつながっている状況を思い浮かべてください。どちらも嫌でしょうが、より嫌なほうはどっちですか」。結果、男性が嫌がったのは体の関係、女性が嫌がったのは心がつながっているほうだった。
男性が体のつながりを嫌がったのは、恋人が知らぬ間に別の男と子供を作り、知らぬ間に育てる羽目になるかもしれないと、本能的に恐れているからだ。女性のほうは、もし恋人が別の女と心の深いところでつながってしまうと、自分のもとに戻ってこない可能性が高くなる。そうなると、物心両面での援助がストップする。それが一番困る。そういうことが本能的にわかっているからだ。