元国税が暴露「日本の財政赤字は社会保障費が原因」という大ウソ

 

消費税を払わずに買い物をする方法3

2017年の7月号(「元国税調査官がこっそり教える、定年後の税金を安くする裏ワザ」では、国際空港の免税店を使って消費税を払わずに買い物をする方法をご紹介しました。その方法というのは、大まかに言うと以下のようなことです。

海外旅行をするとき、日本の国際空港で入管を通った後空港内で買い物をすれば免税になります。が、その免税品は20万円以上であれば、日本に戻ってきたときに入管で税金を払わなければなりません。自分の持ち物なのか、出発前に空港で購入したものか、普通、区別はつきにくいので、見過ごされることがけっこう多いということです。

ただこの方法は、「見過ごされやすい」というだけであり、本当に消費税を逃れる方法ではありません。見つかったら、きっちり消費税を払わなくてはなりません。だから今回は、本当に消費税を払わずに買い物をする方法をご紹介したいと思います。

今回ご紹介する方法も、海外旅行を使います。で、今回ご紹介するスキームというのは、以下のようなことです。

先ほども述べましたように、日本の国際空港や、海外で購入した免税品は、合計20万円以上を購入した場合は、消費税がかかるという決まりになっています。だから、持ち帰った品物が合計20万円以上の場合は、本来は、入国する時に消費税を払わなければならないのです。

しかし、この免税品の持ち帰りについては、「一つ商品について合計の値段が1万円以下のものについては税金は課せられない」ということになっているのです。これは商品一個の値段が1万円以下ということではなく、その商品の合計額が1万円以下ということです。たとえば、1,000円のチョコレート10個ならば、1万円以下なので、消費税はかかりません。が、1,000円のチョコレートが11個ならば1万円を超えるので消費税がかかってしまうのです。

という具合に、一品目あたり1万円以下であれば、どれだけ買い物をしても免税になるのです。50万円でも100万円でも免税になるわけです。もし日本で100万円の買い物をすれば、10万円の消費税がかかります。が、この方法を使えば、その10万円がかからなくて済むのです。高い商品を買うような買い物には向いていませんが、1万円以下の商品をたくさん買うような場合の買い物にはこの方法はかなり有効だといえます。

たとえば、1万円以下の化粧品を何種類も買ったり、1万円以下の服やアクセサリーをたくさん買うような場合は、この方法は使えるのです。そういう買い物をする女性ってけっこういますよね?

韓国に日帰りするような場合は、安いときは1万5,000円程度で済みます。韓国で15万円程度の買い物をすれば元がとれるわけです。日本で買えば消費税が1万5,000円かかるわけですから。韓国だけじゃなく、中国や台湾などでも頑張れば日帰りできますし、安いチケットを探せば2~3万円で納めることができます。消費税が10%になれば、韓国への爆買いツアーをするというのも手かもしれません。(メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』より一部抜粋)

image by: Twitter(@首相官邸)

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