「ダメもと」に逃げちゃダメだ。「高望み」を実現に近づけるコツ

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人間は欲深く、なかなか現状で満足するということがない生き物のようです。それでも、望みが叶わなかったときになるべくショックを受けないよう「ダメもと」という言い訳に逃げてしまうのもまた人間です。メルマガ『8人ばなし』の著者・山崎勝義さんは、「高望み」から逃れられないのならば、実現の可能性が低くともその高みに近づくように行動することを「努力」と呼ぶのだと思考し、高みに近づくためのコツを探ります。

『見積もりと実現』のこと

excelsior!」(=より高く!)。このラテン語由来の単語は、確か米国ニューヨーク州の標語だったように記憶している。「向上心を持て」ということである。

改めて言われるまでもなく、この世に生まれて来たからには誰しもが、多くを、そして高くを望むものであろう。ただ、なかなかそうはいかないのがこの世の中のことである。「より高く!」と上を目指すのはいいが、とにかく上がって行くためには如何なる手段をとろうともそれは重力に逆らいつつの移動となる。これはなかなかにしんどいものである。それだけではない。万一しくじりでもすれば真っ逆さまの転落もあり得る。これではどうも身も心も持ちそうにない。

ここで我々の防衛本能が働く。実現の期待値を下げるのである。最も分かり易い例が「ダメもと」という見積もりである。これなら結果がダメでも「やっぱり」と納得することができる筈だからだ。しかし、現実には「ダメもと」と分かっていても、どうだろう、ほとんどの人が気落ちするのではないか。

先に「実現の期待値を下げる」と述べたが、実際には、無理にでもそう思い込もうとしているか、見かけ上そう振る舞っているか、のどちらかであろう。前者は自分への、後者は他人への言い訳である。いずれにしろ結局はがっかりする訳だから、この「ダメもと」式低見積もりにはあまりいいところがあるようには思えない。

そもそも「ダメもと」の目標など漠とし過ぎて十分な攻略法の検討もできないであろうし、「ダメもと」の目標を逸してもきっと敗因の検証など行われないまま捨て置かれるに違いない。仮にうまくいったとしても、何だかくじにでも当たったような気がするだけで誇らしいとは思えないのではないだろうか。

低実現の言い訳のための低見積もりや、高実現と言い張るための低見積もりからは、その実何も生まれない。あるとすれば僅かばかりの自尊心が手元に残る程度である。

そういう訳で、生きている以上は「高見積もりの低実現」に耐えて行く他ないようである。当然、高く見積もって低く実現する訳だからその差分には落胆することもあるだろう。努力とは、言い換えれば、この差分を小さくしようとする行いのことなのである。

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