また「これは売れる」という思い込みからくる試行錯誤は「売れるにはどうするか?」を考えているはずが、その実は「売る方法」を考えている場合がほとんどです。
たとえば、こだわりや思い入れが強すぎると、ついつい「この商品のここがめちゃくちゃ優れていて、きっとお客様にもその素晴らしさはわかってもらえるはずです」みたいなことを言ってしまいます。これは、商品に対する自分の持っている価値観をお客様に押し付けていることになります。これではいくら良い商品やサービスであっても「売れる」はずがありません。
「売る」と「売れる」は似てて非なるもの、これがごっちゃになっているのです。
こだわりや思い入れもあり、自信のある商品やサービスであるからこそ「売る」と「売れる」をごっちゃにしてはいけません。その為にも思い込みを疑う必要があるのです。
「よしこれなら売れる」「これは売れるに違いない」
そう感じたときは、一度その思い込みを疑うようにしましょう。疑うことで、これまで見えていなかったことを発見できたり、知らず知らずに価値観を押し付けようと売り込んでしまう姿勢を正すことが出来ます。
■今日のまとめ
「『これは売れる。間違いない』という思い込みは一旦疑う」
- 「売る」と「売れる」の違いを明確にノートに書く
- 商品に対する思い入れをお客様に押し付けないようにするためにはどんなことに注意しなくてはならないか?考えノートに書き出す
- 上記2点を社内でも話し合い、商品やサービスに対する思いやこだわりをお客様に伝えていくための工夫を考えまとめる
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