精神科医が伝授、禁煙や勉強を「習慣にしてしまう」簡単な方法

 

合わせ鏡が永遠に続く

よってあなたも、何かやりたいことがあって踏みきれないなら、「今日のこの行動を、明日以降もずっとずっとやることになる」と考えること。

分かりやすくイメージするなら「合わせ鏡」です。

大きな鏡が、あなたの前後にあると思ってください。するとあなたの姿が、前と後ろに、無限に現れます。

ここであなたが手をあげると、全部の「あなた」が手をあげることになります。

あなたの「習慣」もこれと同じ。今日のあなたが何かの勉強をする、仕事をするというのは、これから先、毎日のあなたがまったく同じ行動を取るということです。

このようにイメージするだけでも、今日の良い習慣をスタートさせやすくなるのではないでしょうか。

そしてこうイメージすることで、もし今日「始める」ことができるのなら、同じく明日以降も、実際に行動できる可能性は高まります。なぜなら「すでに一回やってる」わけですから。その労力は、今日よりずっとラクになるはずです。

結局すべて「積み重ね」です。もし「今日はなんとかできたけど、次の日はできなかった」とか「三日坊主になってしまった」のなら、そのミッションの難易度が高すぎた可能性もあります。

たとえば「一日1時間の勉強」が続かなかったのなら、「一日10分や5分」などでも構いません。どんなに短くても、「一生の毎日をかけると恐ろしい数になります。

実際に自分自身、オンライン英会話を、3ヶ月前後にわたってほぼ毎日やっています。現時点で総計50時間以上話してます。これがもし「一回だけ、ブッ続けで50時間話す」とかだったら、あまりにハードすぎると思います。とにかく「小分けにして毎日繰り返す」ことで、最終的にどんどん積み上がっていったわけですね。

あなたも習慣を続けられる

するとここで「誰でも習慣を身につけられるというわけではない」「自分だったら続かない!」というご意見をくださる方もいます。

しかし心配することはありません。習慣を続けられない人なんていません。なぜなら誰でも

  • トイレに行く
  • 食事をする
  • お風呂に入る
  • 歯みがきをする

などの習慣を身につけているからです。他にも

  • 毎日ネットやスマホやTwitterをチェックする

なんていう、だれっにも頼まれてない習慣もやっていますよね。であれば、あなたが「決めた」習慣だって、できて当然なのです。

本当に小さくてもいいから、毎日やってみてください。たぶんしばらくすれば「やらない方が気持ち悪い」状態になりますよ。

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