愛犬がなかなか素直にシャンプーをさせてくれない。そんな悩みを抱える飼い主さんも多いのではないでしょうか?月1~2回といっても毎回トリミングに出していては経済的にも負担です。そこで、メルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』の著者で獣医師の佐藤貴紀先生が、家で簡単にお風呂に入れられるように、シャワーに慣れさせるための6つのステップを教えてくれました。
家庭で簡単にできるお風呂の入れ方
犬と暮らす上で欠かせないのが定期的なシャンプーです。しかし、基本的に犬は大のお風呂嫌いです。家では入れられず、トリミングに出される方も多いと思います。
ただ、家で簡単に入れられると、お金の面だけではななく、体の変化に飼い主さんが気がつくことで、病気などの早期発見にもなるんです。
家庭でお風呂に入れるタイミングもあるので、今回はそんなお話をさせて頂きます。
シャワーに慣れさせる6つの方法
犬をお風呂に入れるのは、大体月1~2回が目安と言われています。しかし、あまり頻繁にシャンプーをするのはお勧めできません。犬の皮膚は人間より薄く敏感。シャンプーのしすぎは皮膚や毛の必要な脂分までも落としてしまいます。
お風呂を嫌がる理由の1つとして考えられる事があります。それは「シャワーが強くて怖い」です。シャワーに慣れさせる6つの方法をお伝えしていきましょう。
- シャワーを壁に掛けたまま、水圧をかなり低めにお湯を出ししばらく音や飛沫に慣れさせる
- 温度は37~38度くらい。人間とって少しぬるいくらいに設定
- シャワーにタオルを巻いてお湯をかける。(水圧が減り、恐怖が和らぎます)
- 目の周りが濡れてきたらその都度拭きながら、声をかけて安心させる
- 泡で優しく洗いながら、首や肩周りを円を描くようにマッサージする
- お風呂の後は必ず、褒める
この6つのことをしてみてください。
まとめ
シャンプーすることはなかなか労力がいります。犬にとっても衛生面やリラックス効果がわかればお風呂も大好きになってくれるはずです。
人間にとっては当たり前のシャワーやお風呂でも、犬にとっては未知の世界です。徐々に慣らしながら、犬が怖がらない様々な工夫をしてあげてください。
特に、今年の夏は暑いので清潔にしてあげてください。
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