あくまで子が主役だ。グイグイ来るママ友との距離感を保つ方法

 

確かにAちゃんママ、ご自分が知り得た内容を、いろんな人に喋ってしまう…というのは困りますよね。又、ご主人の「そんな人とは縁を切れ」「関わり合いになるな!」は理解できますが、たまちゃんさんの行動によってAちゃんママさんに不信感を与えたり娘さんとAちゃんと間にもなんらかの影響が出そうです。

なので、私はこのようにお返事しました。

たまちゃんさん、こんにちは。パピーいしがみです。

 

メール拝見しました。なるほど…Aちゃんママさん、ちょっと心配な部分もあり、完全に心許せる相手ではない…みたいですね。

 

ですが、ちょっと気を付けてほしい事として、先にお話ししますと、今、たまちゃんさんは、Aちゃんママさんに不信感が強いみたいですが、それって、耳打ちをされた別のお母さんの声を鵜呑みにしてしまっている、って事は無いでしょうか?

 

私からすると、Aちゃんママのうわさ好きも心配ですが、耳打ちをされた別のお母さんの行動もちょっと疑問が残ります。こんな時、大事なのは「周りの声ではなく、ご自分の考えで判断する事」だと私は思うのですね。

 

少なくともたまちゃんさんにとっては、Aちゃんママは気さくにお話ができる相手でもあったわけですし、参考になる事も多かった、と書かれていました。もちろん耳打ちしてくれた方の言葉を信じるな、とは言いませんし、もっとAちゃんママさんを信用してあげて、という意味でもありません。

 

でも、私がお願いしたいのは、どちらの言葉にも影響されず、たまちゃんさんご自身が、ご自分の判断をお持ちいただきたい、という事なんですね。

 

そして“縁を切る”“関わり合いにならない”と考えるより、ご自分なりの距離感を持ってお付き合いをされたら?と思うのです。

 

そもそも、私はどんなに親しい間柄であっても、侵入してほしくないプライバシーってあると思いますし、どんなに仲が良くても節度は必要だと思います。又、いろんな人がいる中で「完全に信用できる人」を探す事なんてできません。としたら、最良のママ友を探すのではなく、ご自分のスタンスをしっかり持って、抵抗のない範囲でお付き合いをなさったら?と思うのですね。

 

たまちゃんさんがお考えのように、娘さんとAちゃんはこれからも楽しく過ごしてほしいと思いますし、できればAちゃんママさんとも険悪な状態にはなって欲しくないです。でもそれは、たまちゃんさんの気持ちひとつでできると思うのですね。

 

Aちゃんママさんが、ご自分のプライベートな事まで話したとしても、たまちゃんさんが同じように喋らなくてもいいんです。ご自分の中で「喋って良いプライバシーはここまで」と線引きをなさって、それ以上聞かれたら「ごめんなさい。あんまり喋ると主人に叱られるから」とご主人を登場させても良いので制限を決める事だと思うのですね。もし、それで「私も話したんだから、教えてよ」のように言われたら、その時は(もしその場の雰囲気が悪くなっても)「ごめんなさい」と断り、割り切る事が必要だと思うのです。

 

特に私が気を付けてほしい、と思う事は「ママ友」って、いつだって“子供を媒介した間柄”であって、それ以上でも以下でも無いってことです。ママ同士が仲が良いから、子供も仲良くしてほしい…とお考えの方もおられますが、それは親側の気持であって、子供にとっては気の合う相手ではない場合もありますよね。

 

同じように、子供同士が仲良しだから、親も何でも話し合える関係でなければいけない、って事もないのです。子供を媒介とした間柄のママ友さんなのですから、そこはお互いに踏み込んではいけない部分もありますし、ある程度の距離をもってお付き合いをする…という事が大事だと私は思うのですね。

 

そして子供は成長によって友達が変わって行きます。子供の成長はそれぞれ違いますし、興味を持つ事も違ってきます。だから友達が変わる事もとても自然な事なんですね。

 

たまちゃんさんの娘さんも、成長するにしたがってAちゃん以外の友達ができるかもしれませんし、もしかしたらAちゃんと仲違いをすることもあるかもしれません。そうなると、今のように「お互いの家に遊びに行く関係」ではなくなるでしょうし、Aちゃんママさんとも疎遠になるかもしれません。

 

ですから、今、焦って“縁を切る”言動をなさらなくても良いと思うのです。それと同時にあんまり親密にならないように気を付けてほしいな、と思うのですね(親密になればなるほどトラブルも起きやすいからです)。

 

そしてもし「ママ友が欲しいな」とお考えでしたら、幼稚園の役員さんをやってみるのはお勧めです。もちろん役員の仕事は大変です。でも大変だからこそ協力が必要で、1年間、話し合いをしたりイベントをこなしたりすることで、絆が生まれたりしますから(^^)

 

私の妻も、子供たちの幼稚園時代にそれぞれの年代で役員をしましたが、あれから20年以上たった今でも、時々会ったり、ランチをしたりする友達がいます。もし時間的な余裕があったら、チャレンジしても良いと思います(^^)。

このようにお返事をしたところ、たまちゃんさんからご連絡を頂きました。

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