郵便局の重罪。自ら捨てた地域に寄り添う姿勢と、人としての信頼

 

日本郵便幹部が、「民営化後収益一辺倒になって顧客本位の姿勢を忘れてしまった」と言っているようですが、民間企業の厳しさを知らない上から下まで親方日の丸の人たちが、民営化で、突然収益第一主義になってしまうことの怖さをまざまざと見せつけられました。

長年地域に親しまれて、信頼されてきた郵便局がそれを悪用したのですから、その罪は本当に大きいのです。地域に寄り添う郵便局という最大の売りを自ら貶めた経営陣の責任の重さは言うまでもありませんが、組織の中で自分を守るために、顧客を欺くことに慣れてしまった局員もみんな同じです。

先日、「あなたにとって働くということの意味は…」で書いた通りです。まったく一から出直しをしない限り信用は取り戻せないでしょう。もう保険の営業の人なんていらない時代です。組織が変わらないなら、自分だけでも変わることです。幸いにも、時代は人手不足です。思い切って、別の業種顧客に喜ばれる仕事に転職することもできます。組織が悪いから仕方がないなんて言い訳するような生き方は変えていきたいです。

image by: MMXeon / Shutterstock.com

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【著者】 廣田信子 【発行周期】 ほぼ 平日刊

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