やるなら北海道しかねえ。飲食店は「北の国」で始めるべきワケ

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新規出店を考えている人、今ある商品をもっと売りたい人…、共通するのは、集客率を上げたいという願いではないでしょうか。そんな方々のために、今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では著者で繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、「地域」をキーワードにした販売促進のヒントを記しています。

飲食店を新規出店するなら、北海道へ!!

全国の百貨店で、「北海道物産展」が開催されています。しかも、ほとんど同時期に。いまや、百貨店における集客の要。唯一、成功が確約されているイベントだと言えます。

この物産展の凄さは、毎回出店している人気店もあれば、開催の度に新しいお店が登場していることです。バイヤーが、北海道の隅々までまわり、お店探しをしているのです。

同時期に違う百貨店で開催するということは、出店するお店が重複していないということです。それだけ、北海道には可能性を秘めたお店が多いということ。

ここに、ビジネスのヒントを見ることができます。

もし、飲食店を始めるのなら、北海道でオープンさせる方が上手くいく可能性は高いと言えます。北海道は食の宝庫として知られ、全国の人から注目を浴びています。つまり、同じ飲食店を始めても、北海道にあるということだけで、注目される確率は高くなるのです。

しかも、百貨店バイヤーが自店を見つけてくれるのです。他の地域では、誰も探し出してはくれません。そして、物産展への出店が実現することとなります。そこで話題になれば、北海道のお店へと足を運んでもらえるようになります。観光地でもない場所に出店するより、繁盛へのスピードが速くなるということです。

新規出店するなら、北海道を検討してみる価値は充分にあります。

心に響くフレーズ

大東元気でまっせ体操」という名の高齢者向け運動教室が注目されています。介護費用の削減とともに、元気で長生きしてもらうために、大阪の大東市が考案したものです。座ってする体操、立ってする体操、寝てする体操の3パターンがあります。その人の状態に合わせて、効果的な運動ができるようになっています。

キャッチフレーズは、「効きまっせ 若ぅなりまっせ 寝たきりにならんで 儲かりまっせ」。大阪人が敏感に反応するフレーズがお見事です。

この運動教室は、全国にも広がりを見せています。しかし、実施する地域によってキャッチフレーズを変えています

瀬戸内海の島では、「漁師をやってる息子を助けるために」。漁業従事者が多いことを考慮し、このフレーズになっています。つまり、地域に合わせたアプローチをしているのです。そこに住む人びとの心に響くフレーズを使っているのです。

同じ“商品”であっても、アプローチの仕方を変えることで集客力が違ってくる、ということです。

これは、販促の基本とも言えますが。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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