「肥満を解消してスマートな体になりたい」と、一念発起してダイエットにチャレンジするものの結局は挫折…、そんな方も少なくないと思われます。何か良い方法はないものなのでしょうか。今回の無料メルマガ『アリエナイ科学メルマ』では著者で科学者のくられさんが、ムリなく上手に痩せるための食事法について、科学的な分析を交えつつわかりやすく解説しています。
食事量の減らし方
ダーイエットは明日からぁ~♪
というわけで今回は、痩せるための食事量の減らし方についてです。
そもそもダイエットとは、食事習慣の矯正のことであって、短期的に痩せるという意味ではないんですが、そういう言葉尻をとってもしかたありません。
とりあえずガッチリ太っている人限定で痩せるには、運動の前に食事制限が必要なんですが、それがどうして難しいのでしょう?
まず、急激に極端な食事量を減らすこと。これが過肥満の人には一番良くないです。
これは体の満腹中枢の働きがおかしくなっていて、空腹と感じやすくなっている状態の人が急激に減らすと、強い空腹が起こり、これはかなり辛くてその反動で食べ過ぎてしまう…みたいな話があります。
それ以上にこの空腹ストレスというのは体脂肪を増やしやすい体になるという研究もあり、いっぱい食べていたのに急激に食物が減ってしまうことで、今度はエネルギーを蓄えておこう…と脂肪増加準備態勢になってしまう…といわれています。
そこで、急激に食事制限をせずに、まずは少しだけ食事を減らす。その状態が違和感なくなるくらいに時間をかけます。
例えばそれが1週間なのか半年なのかは人それぞれです。そして3食の食事以外の間食やおやつもしっかりとカロリーがあるわけですから、これらの内容を改めましょう。
いきなり間食ゼロもこれまたストレスが大きいので、今までポテチをバリバリたべていたのであれば、バナナやゆで卵、ちくわなどの炭水化物や油分の少ないものを使うといいでしょう。
自分も一時、間食をバナナとポン菓子とちくわ、味噌汁(インスタント)に限定していたときがあり、結果的に1日に2食くらいになっています。
まぁ最近はあまりの仕事のストレスで多少ムシャムシャしてます(笑)。
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