商品・サービスと提供法
この「ニーズ」を満たす商品やサービスを考えましょう。例えば、スポーツ選手の技術が上達するための新しい商品やサービスはないでしょうか。市場にはすでに「センシング」や「トラッキング」を活用したスポーツテクノロジー商品が紹介されています。選手の「コンディション管理」に役立つITソフトやウエアも最近では珍しくありません。こうした新しい技術やソフトの扱いを広げることです。
そして、選手やチームの動きを分析する「スポーツアナリスト」も生まれています。そのアナリストとタイアップして、地域のスポーツチームに「戦術分析サービス」が提供できないでしょうか。
また、スポーツ指導者の育成を行うことそのものをビジネスにできないでしょうか。例えば、「スポーツ指導者養成塾」の運営です。さらには、スポーツ選手のための「メンタル強化クリニック」なども良いかもしれません。
もちろん、チームや選手を応援するためのユニフォームを提供したり、ファンクラブを作って運営することも良いです。それによって「絆」や「感動」を共有できます。
つまり、顧客のニーズを満たすことのできる商品やサービスを考えて、取り扱いを広げることです。
さて、3つ目の「提供ルートを広げる」に行きましょう。上の2つで、顧客と提供商品/サービスを広げました。それらの顧客に対して、商品/サービスをどのように提供していけばいいでしょう。
もちろん店頭でも可能ですが、カギは「ネットの活用」です。いえ、ネットショップを出店することではありません。そうではなくて、提供/サービスの専用サイトを作ることです。
例えば「○○地区スポーツ応援サイト」とか、「スポーツ指導者が集まる情報交換サイト」とか、「スポーツ選手のための最新IT技術紹介サイト」とか。それらに興味のある顧客に集まってもらいます。
そこから商品/サービス提供につなげるわけですが、それにはデジタルマーケティングを行うことが重要です。そして、そのためにデジタルマーケティングに強いスタッフが必要になります。そうすれば、きっと提供ルートが広がるでしょう。
いかがでしょうか。少子化への対策をいくつか考えてみました。少しはヒントになったでしょうか。
■今日のツボ■
- 今までの商売のやり方を続けても、じり貧になる
- 少子化に対応するには、戦略を変えることである
- 「顧客」「商品/サービス」「提供ルート」を広げると良い
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