誤解されがちな建設業界。約半数が「ほぼオフィスワーク」の現実

2019.12.04
by MAG2NEWS編集部 NK
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株式会社アーキ・ジャパンが、20〜60代の建設業界勤務者1115名を対象に「建設業界のイメージと実態」に関する調査を行なったところ、「言うほど肉体労働ではない」「デジタルな要素が多い」など、建設業界の意外な一面が明らかになりました。

建設業界の意外な一面

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「他人に話して1番驚かれる仕事内容は何ですか?」との質問には、「意外とデジタルな要素が多いこと(岩手県/40代/男性)」「建設用の経理事務の資格がある(東京都/30代/女性)」「言うほど肉体労働ではない(奈良県50代/男性)」「システム整備をしている事(秋田県/40代/男性)」との意見が挙げられました。

建設業界ときくと、外で作業するイメージを抱く人が多いことから、事務作業などの内勤業務があることに驚く方もいるのかもしれません。

ほとんどの仕事が事務作業

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続いて、「建設業とかけ離れている思う仕事はありますか?」という質問をした結果、47.1%の人が「ある」と回答しました。

あると回答した方々に内容を詳しく聞くと「IT関連業務(埼玉県/50代/男性)」「現場監督よりデスクワークが多い(北海道/30代/男性)」「 売上や集計などの事務処理(宮城県/20代/男性)」「意外と事務作業が多い(千葉県/30代/男性)」という意見が得られました。

一般的な会社であれば、当たり前にある事務作業。しかし、「作業着を着る」「現場で力仕事」というイメージが定着している建設業界では珍しいと捉えられているようです。

文系出身者・未経験者でも活躍できる業界

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建設業界の仕事内容は、意外にも事務作業が多いことが判明。そこで、「理系出身でも文系出身でも建設業に従事することはできますか?」と質問。すると、91.1%もの人が「できる」と回答しました。

何となく、理系出身の方が多いイメージの建設業界でしたが、実際のところは、理系出身であっても文系であっても関係ないのですね。

「建設業界は未経験でも活躍でできる業界ですか?」との質問には、93.7%もの人が「はい」と答えました。経験や知識より、本人のやる気次第で活躍できる業界だということが伺えます。

実はよかったギャップ

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最後に、「建設業界について悪いと思っていたイメージから実は良かったと感じたギャップの内容について教えてください」と質問。多く集まったのは、「今では女性も活躍しているし、技術の進歩によりだいぶ楽になってきている(東京都/50代男性)」「ガテン系ではなく、意外とインテリ系(東京都/30代/女性)」「きつい、汚い、臭いという業務はほとんどない(兵庫県/40代/男性)」「1日あたりの労働時間が思っていたより短めだったこと(神奈川県/40代/男性)」という意見でした。

これまで、過酷な労働環境がイメージされやすかった建設業界。勤めてみると、働きやすい環境が整ってきているようです。

source:PR Times

image by: PR Timesshutterstock

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