たとえば、こんなことがあります。仕事のやり方を効率よくしようという会議で、1人の社員が、必死で考えた企画を提案したとします。ですが、受け入れらず、あえなく不採用となった。たった1回の提案が通らなかっただけで、逆ギレし、「こんな会社でやってられるか!」と不平不満を周囲にぶちまける。しかし、こうした人というのは、たとえ案が採用されたとしても「自分のイメージしていたことと違う」とかなんとかいって、新たな不満要素を探しては、愚痴を言います。よって、成長も進化もないのです。
しかし、同じような状況であっても成長・進化できる人というのは、自分の案が不採用になったところで、「自分がまだまだ甘かったんだ。もっと、工夫ができることがあるってことだよな。よし、もう一度案を練り直してみよう」というように、不採用になったことを「成長のチャンスを貰った」と感謝します。
逆に案が採用され、自分の描いていた通りのことでなくても「あっ、まだまだ改善できる余地があるということだな」「まだまだ工夫が足らない、出来ることがあるということだな」とさらなる成長の機会を貰ったことにまたまた感謝します。
どういった場面、状態にでも感謝できること、そうした人こそ、常に成長・進化していけるし、どんどん魅力ある人になり、人望も厚くなっていくのです。そして、そういう人こそ、知恵や工夫を生み出しながら、信頼・信用を得、ビジネス・商売を成功させていくのです。
■今日のまとめ
「どんな状況下でも感謝する」
- 現状で不満に思っていることをノートに列挙していく
- 上記に書き出した不満を解消するにはどうすればいいか?考え、書き出す
- 上記で書き出したことに対して感謝の言葉を列挙していく
image by: Shutterstock.com
ページ: 1 2