埋まらぬ待遇差。非正規にボーナス支給も「減給で相殺」の大問題

2019.12.17
by MAG2NEWS編集部 NK
 

結果、年収が減る問題

しかし、これらの取り組みは良いことばかりではない。

たとえば、20年度から47都道府県が非正規公務員にボーナスを支給する制度について。中日新聞の取材によると、ボーナス分を月給から減らすことで相殺するという自治体もあり、改善とは言い切れない。

月給から減らすことで、時給単価も減少。当然、残業代の単価も減る。また、年収もわずかに減るのだ。月給が4万円ほど下がると語るとある女性は「月給を生活費に充てている」「期末手当で受け取るより月々で受け取りたい」と悲痛の声をあげた。

これについて日本のネット上では、「体のいい給料の先延ばし」「結局トントンにするとかやることがせこい」「正社員になるメリットがますますなくなる」「生活にはまあまあの打撃」とさまざまな声があがっている。

Twitterの声







image by:StreetVJ / Shutterstock.com

source:毎日新聞厚生労働省中日新聞(2019年12月17日朝刊)

print
いま読まれてます

  • 埋まらぬ待遇差。非正規にボーナス支給も「減給で相殺」の大問題
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け