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税金で作った自転車専用レーンが走れない。動画がネットで大拡散

去る15日にTwitterへ投稿された、ある1本の動画が話題となっている。それは、日本の車道の端に作られた自転車専用レーン(自転車専用通行帯)が、路上駐車する自動車によって遮断され、税金を使ってペイントされている専用レーンの上を自転車で走れないという現状をそのまま撮影した、ツイッターユーザー・たけ(@take0204)さんのツイートだ。

動画を見ると、撮影された区間の自転車専用レーンはまったく使用できず、一部業務用のトラックが配達等で停車しているものの、車道を走らざるを得ない状態なのが良くわかる。近年、この車道における「専用レーン」の供用の範囲は日本中で拡大しており、中には乳幼児を後ろに載せた電動アシスト付き自転車で同レーンを走行する人もよく見かけるようになった。かくいう筆者もその一人だが、この自転車専用レーンの路駐問題は、こうして動画で可視化されると、その問題点がわかりやすく浮き彫りになる。

このツイートが投稿されるや否や、RTといいね!が急増。投稿から4日間が経った現在でも再生回数は伸びており、19日現在で130万回再生を超えている。日常的に疑問を持っていた人々が、この動画に「共感」あるいは「憤り」、そして「どうにかならないのか」と考えるきっかけになったのかもしれない。

なぜ、この動画を投稿したのか? ツイート主に聞く

このツイートを投稿した、たけさんは、MAG2 NEWS編集部に対して投稿の意図を以下のように教えてくれた。

「私はこの状態が危険だとも安全だとも言及するつもりはなく、同時にドライバーも自転車ユーザーも対立するべきではなく共存するべきだと考えています。その上で、この動画を元にした問題提起がなされて多くの方々が考え、行政や一般的な道路運用がよくなるきっかけになれば良いなと思います」

「対立」ではなく「共存」するためのきっかけになればと思い、社会への「問題提起」として投稿したという、たけさん。今まで漠然と「自転車専用レーンに路駐って邪魔だな」とたまに思うくらいのことはあったが、こうして動画という形で見ることによって、もっとより良い解決方法が見つかるのかもしれない。このツイートを見た行政、担当諸官庁の人々はどんな感想を持つのだろうか。

 

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

source: たけ(@take0204)さんTwitter

image by: Shutterstock.com

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