去る15日にTwitterへ投稿された、ある1本の動画が話題となっている。それは、日本の車道の端に作られた自転車専用レーン(自転車専用通行帯)が、路上駐車する自動車によって遮断され、税金を使ってペイントされている専用レーンの上を自転車で走れないという現状をそのまま撮影した、ツイッターユーザー・たけ(@take0204)さんのツイートだ。
税金を投入して自転車専用とペイントしたレーンを作りましたが自転車は走れませんでした😂 pic.twitter.com/uI6gBI8nkF
— たけ (@take0204) December 15, 2019
動画を見ると、撮影された区間の自転車専用レーンはまったく使用できず、一部業務用のトラックが配達等で停車しているものの、車道を走らざるを得ない状態なのが良くわかる。近年、この車道における「専用レーン」の供用の範囲は日本中で拡大しており、中には乳幼児を後ろに載せた電動アシスト付き自転車で同レーンを走行する人もよく見かけるようになった。かくいう筆者もその一人だが、この自転車専用レーンの路駐問題は、こうして動画で可視化されると、その問題点がわかりやすく浮き彫りになる。
このツイートが投稿されるや否や、RTといいね!が急増。投稿から4日間が経った現在でも再生回数は伸びており、19日現在で130万回再生を超えている。日常的に疑問を持っていた人々が、この動画に「共感」あるいは「憤り」、そして「どうにかならないのか」と考えるきっかけになったのかもしれない。
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