南海トラフで「スロースリップ」観測。巨大地震との関連は?

2020.01.16
by MAG2NEWS編集部 NK
 

スロースリップ後に巨大地震発生

「スロースリップ」の多発地域は、東日本の太平洋沖にもあった。2011年に起きた東日本大震災では、本震が起きる2ヶ月前から、震源のすぐ近くで「スロースリップ」が起きていた。また、後に、これらのスロースリップ多発地域で断層破壊の拡大が止まっていたことが、京都大防災研究所などの研究チームの研究で判明している。

「南海トラフ巨大地震」で予想されている被害

NHKによると、「南海トラフ」を震源域とした地震が想定される最大規模で発生すれば、マグニチュードは9.1。東海から九州という広域で、最大震度7の激しい揺れ、10メートルを超える巨大津波が襲うと予想されている。名古屋や大阪の市街地までも大きな津波が押し寄せ、東京でも超高層ビルが揺れ、都市機能は麻痺。津波や建物の崩壊、火災による犠牲者を含めると、最悪32万人にものぼる恐れもあるという。

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source:NHK産経新聞毎日新聞朝日新聞

image by:気象庁

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