海外在住日本人の心を掴むお勧め和菓子「あも歌留多(かるた)」

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あんこを使った和菓子に緑茶が恋しいときが、日本人ならありますよね。海外で暮らす人なら尚更ですし、たまにしか食べられないから、より美味しいものを求める気持ちは強いようです。『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』の著者でNY在住のりばてぃさんが、お土産でいただき感動した和菓子を紹介してくれました。競技かるたの聖地・近江神宮がある滋賀県大津市で生まれた、羊羹と最中のハーモニーが素晴らしい逸品です。

日本の技術が詰まった、あも歌留多

先週、日本からのお土産として、滋賀県の銘菓、叶 匠壽庵(かのう しょうじゅあん)の「あも歌留多(かるた)」を頂きました。「あも歌留多(かるた)」とは、お餅の入った羊羹で、百人一首が描かれた最中が添えられた和菓子です。

頂いたのは、長さ15センチほどの羊羹と最中、求肥餅の黒蜜添えが個別に包装され入っているギフトセット。羊羹だけだと飽きてしまうかもということで、求肥餅もつけたものにしたそうです。

この羊羹は「あも」と呼ばれてまして、これが、ものすごく美味しい!!すでにご存知の方なら、「あー、あのさくっとした最中のついた羊羹ね、美味しいよね」となると思いますが、ご存知ない方は、機会があればぜひ一度お買い求めされることをお薦めします。

日本からニューヨークには様々な日本菓子メーカーさんがお店を出していたり、日本の物産展などで北海道の銘菓などなど食べることができます。日本に帰った際やそれこそ今回のようにお土産などで美味しい和菓子を頂くこともありますが、この「あも歌留多」はこれまで食べた和菓子トップ3に入る美味しさでした。

まぁ、当然好みもあるわけなので、もう少し詳しく説明すると、まず羊羹の餡子が素晴らしい!祖母が作ってくれた昔ながらの餡子を思い出させてくれるようなお味。既製品や現代の餡子にはない味。

まず羊羹を箱から出してナイフなどで切り分けて食べるのですが、まずは羊羹だけで一切れ食べます。小豆の身が程よく残った甘過ぎない餡子。食べた瞬間、実家を思い出す、そんなお味です。

二切れ目は中のお餅も入れるように少し厚めにカット。崩れないようにカットするだけで自然に厚みがでます。

カットした羊羹はいよいよ最中にして頂きます。別包装で入っている4センチx3センチほどの長方形型の百人一首最中を1枚手に載せて、百人一首が描かれた方で挟む。挟むと真ん中の餡子の厚みがあるので、アイスクリームサンドイッチのような感じで、通常の最中よりもずっと大きい。

食べるときぐしゃっとなってしまいそうですが、パクッと口に入れると不思議なことに最中はほとんど崩れません。サクッと食べることができるのです。感動。計算しつくされて作られた感じがします。食べ心地にもかなり感動しましたが、一切れ目の羊羹だけとは違って素晴らしいお味でした。

滋賀県の銘菓さんですが、全国の百貨店でも売られているそうです。当然、東京でも買えるので次の日本出張のお土産にしたい一品です。こんなに美味しく普通の最中と違うユニークさがあるのにお値段はお手頃。羊羹のあもは1本1500円ほど、百人一首最中は5組(10枚入り)で500円。2000円で特別な気分になれます。

日本人に贈るギフトとしてはぴったり。アメリカ人にはアイスクリームを添えないと一般受けしなさそうですが、百人一首の絵も繊細なので相当の日本好きの方には向いてるかもしれませんね。

ご参考: 新発売 あも歌留多(最中種)

image by: akiyoko / shutterstock

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ニューヨークの大学卒業後、現地で就職、独立。マーケティング会社ファウンダー。ニューヨーク在住。読んでハッピーになれるポジティブな情報や、その他ブログで書けないとっておきの情報満載のメルマガは読み応え抜群。

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