響く「法治国家」崩壊の音。検事長の定年延長「口頭決裁」の衝撃

2020.02.25
by MAG2NEWS編集部 NK
 

黒川氏は菅氏のお気に入り

菅官房長官は黒川氏を評価し、官房長を異例の5年間も務めさせたうえ、16年には法務事務次官に抜擢した。論座によると、森友学園をめぐる公文書改ざん事件を不起訴処分にするなど、検察の事件捜査にも影響力を及ぼしたという指摘もあるという。

これまでの「推薦方式」に反発する政府

各省庁の事務次官は、後任を推薦する形で決めてきた。しかし安倍政権では推薦を認めず、官邸が決定してきたという。稲田検事総長も推薦で後任を決定することにこだわっていたが、菅氏と杉田氏が反発。また安倍政権では、霞が関の事務次官、局長、審議官、約600人の人事を官邸の内閣人事局が仕切っている。検察も「オトモダチ」となり、独裁国家にならないことを祈るばかりだ。

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source:論座NHK産経新聞

image by:lev radin / Shutterstock.com

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