夫婦間やパートナーとの「会話」がいまいち弾まない…、そんな悩みを持ち続けている方、案外多いようです。何か良い解決法はないものでしょうか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、会話をふくらませる「ツケタシ術」について、具体例を交えつつわかりやすく解説しています。
ツケタシてふくらませる
さて、本日は給湯室&タバコ部屋のお話。違うか( ̄∇ ̄)。
仕事柄いろいろな方にお会いします。で、ナゼか少なからぬ方から
- パートナーとイマイチ上手くいっていない…
というお話を聞くんですよね。ストレートに相談を持ち掛けられる場合には、まだマシなんです。だって、イマイチだという認識があるわけですから。もっと悪いのは、話をしていて
- え?パートナーさんのその反応って??
- そ、そんなこと言っちゃったの??
という感想を私が抱くのに、本人があんまり自覚していない場合です。イマイチだという認識自体がないパターンですね。
そういう方のお話は、なーんとなくなあああーーーとなくですが
- 会話が弾みにくい
んです。なんていうか、こう、雑談が下手な感じです。雑談が下手って、別の言葉で表現すると
- 問いかけに非常に的確に答えようとしている
感じなんです。問いかけ→答え、問いかけ→答え、みたいな。
- 週末、どっか行ったの?→いや、家にいた
こんな感じ。質問の形式はとっていても、別にその事柄について質問しているわけじゃないですよね。
- 週末、どっか行ったの?→ずっと家にいて、アマゾンで映画見てた
これだと、絶対次にくるのは、
- へー、なんの映画?
ですよね。
そこらへんのテキトーさがないのか、質問のカタチで話しかけられると、すごくマジメに理由とか原因とか状況とか答えようとするんですね。で、それが上手くまとめられないと、黙ってしまうんです。
家族内、パートナーとの会話って、キホン雑談ですよね。
- 質問→答え
- 相談→アドバイス
- 報告→了承
みたいなビジネスライクなものではないはずです。結論も始まりも、意味もまとまりもない、それがむしろフツーです。
これについて良く言われているのが、
- 相手の話をふくらませて返す
と、会話が弾みやすいということです。簡単な例ですが
- ○○を食べた → へえ、食べたことない。どんな料理なの?
こういうヤツです。食べたとは、自分の経験した事実を言っているだけで、だからどうしたという話しですよね。発展性はありません。ですが、これにどんな料理なの?と返すと
- ふくらみます
よね。相手の話しを聞いていなければできないふくらませ方で、しかもその質問に答えると次に話しが展開していきます。こういうツケタシがあると、会話は
- ハズむ♪
んです。
パートナーとイマイチだなと思われる方。とりあえず何かツケタシて返事をしてみてはどうでしょうか。雑談には、適確さなんか要らないんですよ。
image by: Shutterstock.com