NY在住日本人社長が日本人ビジネスマンに問う「ゴールはどこ?」

 

で、ここで重要なのは僕が「B型でもなく、女兄弟もいない」ということです。僕は0型で、末っ子だけれど兄しかいません。つまり、リザルト(結果)の方が外れている。と言うことは、その過程のコンディション(条件)が当たっていたとしても、ゴールに対しての意味がなくなってしまう。

条件がすべて該当しても、最終的に導き出す答えが違っているなら、その条件は見直さなくてもいいけど、関連性がないと結論づけなきゃいけないはずです。「いーや、そんなことはない、君はB型でお姉ちゃんがいるはずだ」と言われても、事実は違う。つまり、結論が出てるんだから、その過程の条件の方はもう、どうでもよくない?ってことです。

ほら、何が言いたいのか、わかりづらい例え話で、書いてる僕自身がわからなくなってきました。それでは、次こそ、わかりやすい例え話を。

外国語を勉強する人のゴールはどこ?

先日、ニューヨークはハーレムで、ある恩人が亡くなりました。彼は日本人ですが、何十年もハーレムで活躍し、アポロシアターの顔になり、多くのソウルミュージシャン、R&Bシンガーに愛されていました。日本人史上最大にハーレムという街に貢献し続けました。そんな彼のメモリアル葬に出席し、日本人として唯一、スピーチをさせてもらいました(日本でいうところの弔辞を読ませて頂きました)。

ハーレムのど真ん中にある有名な教会。多くのブラックの方々が見守る中、10分ほど僕の不細工なカタコト英語で、故人との思い出、そして、どれだけ故人がハーレムに貢献したか、どれだけ故人がアメリカ人にも日本人にも愛されたかをスピーチしました。終わると同時に、参列者の皆さんがスタンディングオベーション。拍手してくれ、中には涙ぐんでくれる人も見えました。

壇上から降りると、次のスピーチに控えていた有名なソウルミュージックの歌手であるでっかい黒人のおばさんが、僕を不意に抱きしめ、涙ぐんだ声で「素晴らしいスピーチだったわ」と言ってくれました。故人の人望と天国からの笑顔まで届いた気分になれた夜でした。

で、そのスピーチの様子をうちの社員が動画で撮っていたらしく、後日、それを見た日本の共通の友人と電話で話した際、いきなりこんなアドバイスを言ってきました。「RとLの発音が曖昧だよね。thの発音も聞き取りづらかった。あそこはEveroneではなく、Everydodyって単語使った方がいいかも」ちなみに、その彼女は英語を話せません。というか現在、英会話学校通い中。勉強中だからこそ、そういった点が気になったのでしょう。

確かに、彼女のいう通り、僕の英語の、特にRとLの発音はわかりづらい。thの発音も苦手です。everybobyという単語がその場で適切だったかどうかはなんとも言えませんが、彼女の指摘はあながち間違いではありません。正しいと言える。

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