新型コロナのワクチン「来年の早い時期に完成」報道に期待と不安

2020.03.31
by MAG2NEWS編集部 NK
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新型コロナウイルスの「無症状患者」から濃厚接触者に感染する確率は、「症状が出ている患者」と大きな差がないことがわかったと、NHKなどが報じている。また、朝日新聞によると、アメリカの医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソンが、「ワクチンは来年の早い段階で完成する」との見通しを発表したという。


統計学上、大きな差はない

NHKによると、中国・浙江省の寧波にある疾病対策センターの研究チームは、新型コロナウイルスの陽性反応が出た感染者のうち、症状が出た157人と無症状の30人について調査。濃厚接触者2147人を追跡したところ、症状がある人から感染する確率が6.3%、「無症状」の人からの確率は4.11%となった。研究チームは「統計学上、大きな差はなかった」としている。中国政府では無症状患者について、「ほかの人に感染させる確率は低い」として公表する必要がないとしていた。

ワクチンは来年完成見込み

また、朝日新聞によると、アメリカの医薬品大手 ジョンソン・エンド・ジョンソンは30日、新型コロナウイルスのワクチンについて「来年の早い時期に完成する」と発表。物質はすでに絞り込みを終えており、今年9月までにはヒトでの臨床試験を開始するという。ワクチンの開発は各国で進んでおり、米国立保健研究所は3月半ばにヒトでの臨床試験を始めている。中国や韓国でも臨床試験の計画が進められている。

新型コロナウイルスのワクチンが2021年の早い時期に完成すると発表されたことについて、日本のネット上では、それまでに起きかねない世界中の医療崩壊を懸念する声や、もうワクチンができるのかと驚く声など、さまざまな意見が投稿されている。

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source:NHK朝日新聞

image by:Shutterstock

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