ロックダウンの効果はあったか?コロナ死2万人超イタリアの現状

2020.04.21
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by 編集部サトシュウ
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新型コロナウイルスの感染による死者がヨーロッパで最も多いイタリア。アメリカが世界で一番感染者が多い国になってから、あまりイタリアの現状が報じられなくなっているが、減少するどころか増え続けている。米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、イタリアの感染者数は18万人を越え、2万4000人以上が死亡している。

ロックダウンの効果が薄いイタリア

イタリアの20日の死者数は454人で、前日よりもわずかに増えている。これでも小幅になったというが、21日現在で死者数合計が263人の日本とは比べ物にならないほど多い。イタリアは全土封鎖を行っており、5月3日まで全国ロックダウンが続く見込みだが、期待されていたほど状況は好転していないのが現状だ。

ただ、20日に確認された感染者数は、アウトブレイク(大流行)が始まって以来初めて減少したといい、イタリア市民保護局の長官は「初めて前向きな進展があった」と述べている。

移民を船の上で隔離措置

そんなイタリアで、ウイルスへの対応に追われているにも関わらず、アフリカからの移民や難民の流入が続いているという。平時に比べれば数は減っているものの、依然としてイタリアを目指す人たちが後を絶たない。

そのため、イタリア政府は今月、国内での感染の拡大を防ぐため、移民などが乗った船が港に接岸することを禁止。感染の拡大を防ぐため、船の上で隔離する措置を取っているという。

接岸できないことで、移民や難民は海の上で、政府が用意した船に乗り移り、およそ1か月間にわたって隔離されることになった。

これに対し、救助にあたっているNGOなどからは、イタリアへの入国を事実上、阻む措置だとして、新型コロナウイルスに対応する中でも移民や難民の人権を尊重し、上陸を認めるべきだという批判の声が上がっている。

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