今月中には関東のクラブを含めた全てのJリーグのクラブの練習は再開されるだろう。5月8日（金）に練習を再開した鹿児島UがJリーグのクラブの中では最も早く再スタートしたクラブになる。また、鳥取や讃岐や熊本など西日本のクラブも練習再開が早かった。同じJ3に所属するY.S.C.C.横浜との差は大きいが「仕方がない」というしかない。早くに練習が再開できたクラブは相当に有利で、なかなか練習が再開できなかったクラブはかなり不利と言えるが「全体練習再開から1か月の余裕」があれば不公平感は小さくなる。
Jリーグのクラブは通常は、毎年、1月10日あたりに新シーズンの練習がスタートする。最近は2月末にJ1やJ2が開幕するのでシーズン前の準備期間は1か月半ほどである。ACLのプレーオフやACLの本大会やゼロックスに出場するクラブは「始動日から最初の公式戦までの日数」はもっと少なくなるが、今シーズンは、一度はチームならびに身体を作っているので、1か月あれば何とかなるだろう。密を避けないといけないので練習の場でも制約は多いと思うが各クラブは試行錯誤しながらいい方法を見つけるしかない。
ストレスになっている人たち
プロ野球の開幕が確定してJリーグの再開日も近日中に発表されるだろう。甲子園大会は中止になってしまったがプロ野球とJリーグは開幕したら日本全国の自粛ムードは一気に軽減されるだろう。アクティブに活動を再開することを「気の緩み」と表現して取り締まろうとする人は多いが、プロ野球もJリーグもそれ以外の団体も日本社会もずっと自粛を続けるわけにはいかない。プロ野球やJリーグの再開に批判的な意見をいう人も一定の割合で出てくると思うが「そういう人の意見は聞き流す」というのがベターだと思う。
3月中旬あたりから日本も世界もほとんどすべてのスポーツが中断しているが「スポーツを含めた娯楽が無いと世の中の雰囲気は殺伐としたものになる」と感じる。スポーツだけでなく音楽や演劇や映画なども、やはり、多くの現代人には不可欠なものだと思う。「スポーツなどの娯楽がない生活に慣れてきた」という人も少なくないとは思うが、ストレスになっている人は多いと思う。ここ最近、日本でも海外でもネット上で攻撃的な人が増えてきたのも娯楽がほとんどないというストレスが1つの大きな原因だと個人的には考える。
ここ最近はツイッターのトレンドワードも政治絡みのものが多い。双方が入り乱れてのハッシュタグ合戦が展開されているが、政治の話はお互いに中傷合戦になるケースが多くて荒れるケースは多い。普段はほとんど or 全く政治に関心が無かっただろう有名人（芸能人中心）が政治的な発言をして炎上するケースがここ1か月間でもたくさん見られるが、娯楽ならびに手持ちのお金がなくなって心から余裕が失われている人が多いのだろうと思う。プロ野球の再開決定は日本国内では久しぶりの明るいニュースと言える。
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