謝罪のプロが分析。アンジャッシュ渡部イケメン&美人妻のリスク

2020.06.12
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佐々木希②
 

11日発売の「週刊文春」で報じられた、お笑いコンビ「アンジャッシュ」渡部建の不倫スキャンダル。渡部は事実関係を認め、所属事務所を通じて謝罪しました。しかし、次々と衝撃的な事実が明らかになり、関係するテレビ局やラジオ局に大きな影響を与えている。そんな渡部の不倫騒動に、「謝罪のプロ」として知られ、コンプライアンス研修の講師も務める増沢隆太さんが言及。まぐまぐのコンテンツプラットフォーム「mine」で検証しています。

アンジャッシュ渡部のリスク評定 イケメンリスクとは?

複数女性との関係が報じられ、自らも認めて芸能活動自粛を発表したアンジャッシュ渡部氏。なぜ美人女優の奥さんや多数のレギュラー番組を持ち、多趣味で知識豊富な立場をふいにすることになったのか、リスク管理を考えます。

イケメンリスク、美人嫁リスク

イケメンや美人であることは人生においてさぞや得だろうと昔から思っていました。テキサス大学のハマーメッシュ教授は、容姿の優れた人は男性も女性もビューティ・プレミアム、つまり収入面でそうでない人よりプラスに作用すると言っています。心理学のハロー効果は、目立つ特徴によって、その特徴とは関係ない評価もポジティブに作用するとされます。

昔からイケメン芸人として人気のあった渡部さんは、美人アイドル女優の佐々木希さんと結婚し、またお笑いだけでなくFMのDJ、グルメ評論、高校野球知識など、お笑い以外の領域にも活躍を広げ、文化人の仕事が増えていきました。絵に描いたようなビューティ・プレミアムっぷりではないでしょうか。

しかしです、もし渡部さんが一般の社会人だとすれば、そのプレミアムは効果を発揮したと思いますが、一方で自分自身が芸能人です。多くの一般人から認知されて成り立つ職業です。リアリティショー出演者の女性がSNSでの中傷を苦に自殺したとされる事件もあり、世間に存在を認知されるということは、かつてと違い人気者としてチヤホヤされるだけでなく、一方ですさまじい批判にもさらされるようになりました。

イケメン/美人であることはまぎれもなく優位点ではあるものの、そうしたさまざまな優位点は芸能人としての位置エネルギー*を上げることになり、同時に批判というネガティブな批判のリスクも増していったのです。タレント業や文化人的仕事が増え、その地位も上がることで、渡部さんがハンサムであること、奥さんが美人女優であることのリスクは増大していったのです。(*位置エネルギー:物が高い位置にあることで、物体にたくわえられる仕事エネルギー。高い坂にあるボールは勝手に転がるが、底にあるボールは転がらない)

ユッキーナ作戦の成否

文春の取材によって、複数女性との不倫関係が明らかになることで、渡部さんは週刊誌発売よりも早く謝罪コメントを事務所を通じて発表し、その中で芸能活動自粛すると述べました。これまでであれば謝罪会見など開いた上で活動自粛に入ることが多いように思いますが、現時点で会見など予定は出ていないようです。

昨年末離婚した木下優樹菜さんは、親族のタピオカ店をめぐる騒動でやはり記者会見せず活動自粛に入りました。似たような例では2012年のペニオク詐欺事件があります。ペニーオークションという、運営者が詐欺で逮捕される事件で、そのオークションサイトの広告に出たグラビアアイドルの人たちが、そろって活動自粛に入ったのでした。結果として一部の人を除き、活動自粛をしたグラビアアイドルの多くはそのまま結婚や出産などに入り、事実上芸能活動から去りました。

渡部さんは同じようにマスコミの袋だたきを避けるためなのか、コロナで会見ができないからなのか不明ですが、「自粛」を宣言して番組すべてを休んでいます。このまま逃げ通す、ユッキーナ作戦は機能するでしょうか?

元ヤンとかママタレとか、女性からも人気のあった木下優樹菜さんですが、表舞台から消えた後は、あたかも交代するかの如きタイミングでファーストサマー・ウイカさんという、やはりヤンキー気質を売りにするタレントさんが彗星のごとく現れ、芸能界で抜群の露出を得ています。「代わり」は確実に存在したのでした。

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