春名風花さん315万円で示談。「中傷した側」の相談また急増か?

2020.07.21
by tututu
春名風花②
 

女優の春名風花さん(19)がツイッターに虚偽の内容を投稿され名誉を傷つけられたとして、民事で訴えていた問題で、投稿者が示談金315万円を支払うことで示談したと、自身のYouTubeで明らかにしました。春名さんは刑事告訴を取り下げるといいます。

春名風花さん誹謗中傷は315万円で示談成立

春名さんはこの人物から「名誉男性」「彼女の両親自体が失敗作」などとTwitterでたびたび誹謗中傷を受けていました。

そんな春名さんが立ち上がったのは2018年10月。Twitterを訴えたところから始まり、20年1月には投稿者を神奈川県警に刑事告訴していました。

春名さんによると、「これから家宅捜索と取り調べが始まるという直前に、先方の弁護士を通して被疑者から示談金を支払うので、告訴を取り下げて欲しいと申し入れがあった」といいます。

最初は示談を拒否した春名さんですが、現行の法律では軽微な罰で終わると聞き、示談を受け入れることにしたということです。

動画の中で、最後に春名さんは「同じようなことで悩んでいる皆さんへ。嫌なことをされたら『嫌だ』と言っていいし、1人で悩まずにいろんな人の力を借りてください。どうかみんなも勇気を出して立ち上がってほしいと思います」とメッセージを送っています。

誹謗中傷した加害者からの相談件数が増加か?

今年5月に人気女子プロレスラーの木村花さんが22歳の若さで亡くなりましたが、木村さんを苦しめていたのもSNSによる誹謗中傷でした。

その際に起きたのが、誹謗中傷を受けている人ではなく、誹謗中傷した加害者が弁護士に相談するという動き。木村さんが亡くなって以降、弁護士事務所やNPO法人に誹謗中傷した側からの相談件数が増えたといいます。

【関連記事】
木村花さん死去で「中傷した側」から弁護士へ相談急増に怒りの声

今回、春名さんと誹謗中傷した側である投稿者との間で成立した示談金が315万円という高額な料金だったことから、普段からSNS上で名誉を傷つけるような行為をしている人からの相談は増加すると思われます。

しかし、ネット上では春名さんを誹謗中傷した人物の犯人捜しや、この加害者をたたくような動きが始まっており、別の問題へと発展していく可能性も。インターネット上での誹謗中傷をめぐる早急な対策が必要となりそうです。

source : 春名風花YouTube

image by :  こんせCC BY

print
いま読まれてます

  • 春名風花さん315万円で示談。「中傷した側」の相談また急増か?
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け