日本のコロナ対策は一億玉砕?ワクチン確保で製薬会社のリスク買い取り

 

そもそもワクチン接種は健康な人間に対して行うものである。となれば数ある医療行為の中でも慎重の上にも慎重を期さなければならない類のものと言える。「できたか!よし!疾くよこせ!」であってはならないのである。対象者は健康体である。一か八かであっていい筈がない。故にワクチン開発には時間が掛かると言われるのである。一段飛ばせばそれだけの、二段飛ばせばそれだけのリスクがあることを改めて伝える必要があると思うのである。

さらに気に入らないのは、このアイデアがあったのなら何故まず国内向けに発信しなかったのか、ということである。過去実績を見ても分かる通り、日本の研究者は極めて優秀である。この好条件を予め示されていたなら産学連携のプロジェクトがあちこちで起ち上げられていたに違いない。意外かもしれないが、学問の世界ほど注目されることによって俄かに活気づくところはない。そんなふうに考えつつ現状を見るとどうにも残念で仕方がない。

それにしても、コロナ鎮静においては国民頼み、ワクチン開発においては外国頼み、なんとも税金の納め甲斐のない政府を戴いているものである。こんなふうに嘆息しているのはきっと自分だけではない筈だ。実に情けない限りである。

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ここにあるエッセイが『8人ばなし』である以上、時にその内容は、右にも寄れば、左にも寄る、またその表現は、上に昇ることもあれば、下に折れることもある。そんな覚束ない足下での危うい歩みの中に、何かしらの面白味を見つけて頂けたらと思う。

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