大迫はヤッパリ半端なかった?サッカー日本代表カメルーン戦寸評

 

MF 中山雄太(ズヴォレ) 6.0

→ 久々の代表戦なので「いつものメンバーが起用されるだろう」ということは予想できた。ほぼ予想通りのスタメンだったが「MF中山雄が起用されたこと」はサプライズだった。MF遠藤航やMF板倉が起用される可能性の方が高かったが、森保監督はMF中山雄を選択。コンディションなども関係していると思うが「まずまずの出来だった」と言える。サイズがあって左利きでパスの出せる選手なのでポテンシャルは高い。

MF 柴崎岳(ヘタフェ) 5.5

→ 今回のメンバーの中でロシア組は8人だけ。スタメンはDF酒井宏、DF吉田、MF柴崎岳、MF原口、FW大迫の5人だけ。ロシア組の1人として攻守にチームを引っ張っていかないといけないが、調子自体はあまり良さそうではなかった。たくさんボールに触ってリズムを作りたかったが、攻撃の起点になるプレーは少なかった。「MF柴崎岳の出来に大きく左右される」というのが、今の日本代表の中盤の現状と言える。

MF 堂安律(ビーレフェルト) 5.5

→ ドイツに移籍してから初めての代表戦だった。この1年間で同ポジションのMF久保建が急成長しているので立ち位置は微妙である。結果を出したい試合だったが、攻撃的な良さを発揮する場面は少なかった。守備力では「MF堂安律の方が上」だと思うが攻撃に特徴のある選手なので、攻撃的な良さを発揮しないと定位置を奪われるだろう。右SHはJリーグにもいい選手がたくさんいるので落選も考えられる。

MF 南野拓実(リバプール) 5.5

→ MF中島翔が不在だったこともあって10番を背負ってプレーした。今後は「10番争い」も注目を集めることになると思うが、チャンスはいくつかあった。シュートが決まらなかった。リバプールに移籍してから初めての代表戦だったのでこれまで以上に注目が集まったが、結果を出すことは出来なかった。代表での「連続試合ゴール記録」もストップとなった。1トップの位置で起用されたFW大迫との関係性は良くなかった。

MF 原口元気(ハノーファー96) 5.5

→ 前半は左SH、後半は左WBでプレーした。MF中島翔が選出されなかったので「スタメンの可能性は高い」と思われていたが、攻撃的な良さはあまり出せなかった。守備の部分でも左SBのDF安西との連携はあまり良くなかった。3バックになった後半は左WBでプレーしたが「WBでもプレーできる」というのは強みの1つになる。MF中島翔やMF南野やMF堂安律やMF久保建には無い大きな武器と言えるだろう。

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