告発③「逆切れパワハラ発言」
次に、不誠実さについてです。
運営の方にお仕事の対応をしていただいていたのですが、対応が遅く、仕事が流れそうになっていることを指摘すると、「広研のおかげで有名になっているので、多少の事は我慢しろ」という旨のお返事が帰ってきました。— ミス東大No.1 神谷 明采 (@miss01todai2020) October 15, 2020
神谷さんたちミスコン候補者たちにはさまざまな取材や仕事の依頼がくるようだが、その管理は運営側のマネージャーが行っていたという。
しかし、この対応がずさんで、せっかく仕事のオファーがあっても、流れてしまったことが多々あったようだ。
これを指摘すると、神谷さんのツイートにあるように、「広研のおかげで有名になっているので、多少の事は我慢しろ」と返されたという。これはミスコン運営者と候補者の力関係から浴びせられる、パワハラ発言そのものだろう。
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「ミス東大」辞退を示唆
これら神谷さんの告発に対し、他の候補者たちからは反論するツイートもあったが(現在は削除)、わざわざ顔も名前も出し、さらにインスタライブで自ら語っていることから、神谷さんの告発は信憑性のあるものといえそうだ。
今回の一連の暴露をすることは、相当な覚悟が必要だったに違いない。
神谷さんは「私としては、今まで沢山の方々に応援していただいたので、辞退せず最後まで戦い続けたいのですが、今のままだと精神的に厳しいです」と語り、ミスコンの辞退も示唆している。
慶應大学ではセクハラ騒動でミスコン中止
ミスコンをめぐっては、慶應大学でも過去にセクハラの事実が明らかとなり、「ミス慶應コンテスト2019」が中止になったことがある。この時は、コンテストのプロデューサーである40代の会社代表の男性が、候補者の一人をターゲットにしていた。
ミスコンに大学生以外の大人が関わっていたという世間的な驚きもあり、慶應大学のミスコンは激しいバッシングを受けた。
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注目度が増すことは決して悪いことではないが、そこに大きなお金が動いたり、その力を利用する者が出てきたりすれば、もはやミスコンは学園祭のイベントでは収まらない。
本来の目的である大学の「ミス」を選ぶという原点に立ち返り、もうこのようなミスを起こさないようにしていただきたい。