香港デモ活動の中心的人物で「民主の女神」と言われた周庭(アグネス・チョウ)さん(23)が20日、自身のツイッターを更新し、大阪・心斎橋の高級食パン専門店「非常識」で限定発売されている「台湾メロンパン」について、「明らかに香港のパイナップルパンなのに」と、クッキー地の載ったパンに厚切りバターを挟んだパンの名称について苦言を呈した。周さんは「香港人として悲しい…」とつぶやき、ツイッター上で「いいね」が1万以上もつくなど話題となっている。
明らかに香港のパイナップルパンなのに、「台湾メロンパン」になってしまって、香港人として悲しい…
ご関係者の皆様、香港の料理を日本に拡散するのはとても嬉しいですが、これからは「香港のパン」として紹介されればいいなと思います☺️
日本の皆さんも、香港に来る時、ぜひ食べてみてください❤️ https://t.co/wdpEsHN5Qb
— Agnes Chow 周庭 (@chowtingagnes) October 21, 2020
周さんの言う「パイナップルパン」とは、香港の名物である「菠蘿包(ボーローバウ)」のこと。パンの上にクッキー生地を載せて焼くという手法で作られたパンだが、横に切れ目を入れて厚切りバターを挟んでいるところが特徴的だ。生地にパイナップルは使用されていないが、クッキー地の割れた様子がパイナップルに似ていることから名付けられたという。
この香港発祥のパンに「台湾メロンパン」という名前を付けられてしまったことで、大の日本通で日本好きで知られる周さんは、とてもガッカリしたに違いない。
しかし同時に、日本人へ向けて香港名物のパイナップルパンの存在を知ってもらいたいという思いから、同ツイートには「これからは「香港のパン」として紹介されればいいなと思います」とポジティブな言葉も。
そして、「日本の皆さんも、香港に来る時、ぜひ食べてみてください❤️」と、しっかり香港のPRも忘れていなかった。
まさかの“結婚”発表?! YouTube投稿動画が物議
周さんは同ツイートを投稿する前日の20日、自身のYouTube「周庭チャンネル」で「彼と…結婚します」というタイトルの動画を配信。
ネット上のファンからは「あのチー牛(黄之鋒氏のこと)と結婚するの?」「ショック!」などといった声が多数あがり騒然となった。本当に結婚したわけではないようで、真相は下記の動画を参照していただくとして、香港民主化運動が中国や香港政府によって封じられる中、香港をはじめ日本や台湾での「アグネス人気」はまだまだ健在のようだ。
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image by: 周庭さんTwitter