松尾貴史氏が足立区議にチクリ。LGBT発言を撤回も「全然反省してない」

2020.10.22
by tututu
shutterstock_1401898244
 

タレントの松尾貴史さん(60)が20日、自身のツイッターを更新。性的マイノリティーの人たちを傷つける発言をした東京・足立区議会の白石正輝議員が、謝罪し発言を撤回したことについて触れ、「支持者まで問題視し始めたので謝るふりをしたのだろうけど、本人は全然反省などしていない」と痛烈に批判した。

【関連】松尾貴史さんが安倍官邸の「暴力行為」に抗議。多くのファンから賛同集まる

足立区議のLGBT発言に松尾氏「許してはならない」

白石議員は9月25日に開かれた本会議でLGBTについて、「日本人が全部L、全部Gで、次の世代は生まれますか。次の世代を担う子どもたちが1人も生まれない。本当にこんなことでいいんだろうか」などと発言。

「差別だ」とか「議員としてふさわしくない」などといった電話やメールが足立区の区議会事務局へ300件以上寄せられている。

これを受け、白石区議は20日に開かれた本会議で、「私の認識の甘さにより、たくさんの方々の心を傷つけ、苦しめてしまったことに対し深くおわび申し上げるとともに、一連の発言を反省し、今後は性の多様性を受け入れられるよう努力して参りたいと思います」と謝罪し発言を撤回した。

松尾氏は自身のツイッターの中で、本人は全然反省していないと述べるとともに、「『努力していく』なんて誰が信じられるか。こんな品性が議員でいることを絶対に許してはならないと思う」とツイートしている。

菅首相は自分の著書でも証拠隠滅に改ざん

また、松尾氏は同日のツイッターで、菅義偉首相の著書『政治家の覚悟』(文芸春秋)の改訂版に、公文書管理の重要性を訴える記述が削除されたことについても触れ、「おやおや、自分の著書でまで証拠隠滅、改竄、隠蔽」とコメント。

2012年に同書が出版された際、菅首相は旧民主党政権が東日本大震災時、会議で十分に議事録を残していなかったことを痛烈に批判。

菅首相は「千年に一度という大災害に対して政府がどう考え、いかに対応したかを検証し、教訓を得るために、政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為」と同書の中で述べていた。

モリカケ問題で行われた証拠隠滅、改竄、隠蔽を菅首相は自分の著書でも行ったと皮肉った。

image by : shutterstock

print
いま読まれてます

  • 松尾貴史氏が足立区議にチクリ。LGBT発言を撤回も「全然反省してない」
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け