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西村大臣が就活生を“脅迫”。コロナ拡大の責任を転嫁し「若者の就職活動に悪影響」

西村康稔経済再生相は30日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることに触れ、「こうした状況が続けば、より強い措置をとらざるをえなくなる。経済に大きな影響が出て、若いみなさんの今後の就職活動も影響を受ける」と語ったと朝日新聞が報じている。注意喚起を促した形だが、「脅迫された」と取る就活生もいて波紋を広げている。

西村大臣の脅しに、就職活動中の大学生ら猛反発

西村大臣は活動量が多い若者は知らず知らずのうちにコロナを広げている可能性があるとし、10代や20代の若い層に向けてマスク着用などの感染対策を徹底するようメッセージを送った。

しかし、「就職活動で影響を受ける」としたことから、ネット上では「就活生を脅迫するな」「それをどうにかするのが政治家の仕事」「感染拡大を若者たちのせいにする大臣」など、若者たちを中心に反論する声が多数上がっている。

西村大臣はこれまでも感染拡大を国民のせいにするかのような発言が目立つ。

今年5月には現状緊急事態宣言が続く東京や大阪などの地域で人の移動が増えていることに対し、「気の緩みが見られる」と指摘。

東京都の感染者数が再び100人を超えた7月には「もう誰も緊急事態宣言はやりたくないでしょ」「みんなが努力しないと、また同じようなことになる」と、逆ギレしているのかのような強い口調で発言し、批判を浴びた。

政府として有効な対策を打てていないにもかかわらず、就活生の神経を逆なでするような今回の発言。あらためて大臣としての資質を問われることになりそうだ。

image by : 西村やすとしTwitter

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