美味しいものを口いっぱいに頬張った時、私たちは思わず幸せを覚えるものですが、そこには意外な理由があるようです。今回の無料メルマガ『毎朝1分! 天才のヒント』では著者で日本マイブレス協会代表理事の倉橋竜哉さんが、「頬張る」ということを快楽と感じる「軟口蓋」という器官を紹介しています。
ほおばる
ビュッフェと聞くと気持ちが上がる倉橋竜哉です^^;
「とろーり濃厚チーズがたっぷり!」と赤いチョークで書いてあったのは、イタリアンのお店の前にある小さな黒板でして、好みや年齢にもよると思いますが、食事で「トロトロな食べ物」は、お好きですか?粘度のあるスープだったり、あんかけだったり、あるいは豚の角煮だったり…。あと、「たっぷり!!」な食事はお好きですか?大盛り!とか、食べ放題!とか。
私は…と言えば、食べ放題とか大好きでよく行っていたのですが、そういえば、ここ1年ぐらいはご無沙汰しています。好みの年齢的な端境期にいるのかもしれません^^;そろそろちょっときついなぁと。うむむ…。
それでも、大人数で居酒屋などに行って、大きな皿に大盛りの料理が乗っているのを見ると、ワクワクしてちょっとテンションが上ります。「大盛り」には、人をワクワクさせる何かがありますよね。
なぜ人は大盛りに興奮するのか?あるいは、トロトロを美味しいと感じるのか?
実は「ほおばる(頬張る)」ということを快楽と感じる器官が口の中にありまして、それが「軟口蓋(なんこうがい)」であります。舌(ベロ)をちょっと丸めて、舌先で口の中の天井を触ってみてください。歯に近い前の方は、ちょっと硬めですが、奥に行くと軟らかい部分がありますよね。そこが軟口蓋です。口蓋垂、いわゆるのどちんこの少し手前部分です。
この軟口蓋、舌先や指で触れてみると、ちょっとモゾモゾしてくすぐったくないですか?実はこの部分は敏感で、触れると「セロトニン」という幸福感のホルモンを出す部分でもあります。男性生殖器の表面と同じぐらい、敏感に感じる細胞が密集している場所だそうです。
食べ物をほおばったり、トロトロしたものを口に入れると、敏感な軟口蓋が刺激されるので、気持ちよく感じるわけです。なので「大盛り!」とか「トロトロ~」という看板の文字を見るだけでもテンションが上がるのかもしれないですね。
ただ、ご存知のとおりですが、「ほおばる」快楽に身を任せすぎてしまうと、おのずと必要以上に食べすぎてしまったり、口に大量に詰め込むと、噛む回数が減るので消化器に負担をかけてしまうことがあります。なので、「ほおばる」快楽とは程よい距離感でお付き合いしたいですな。なにごともほどほどが肝心であります。
これをお読みのあなたは、最近どんな食べ物をほおばりましたか?気が付かないうちにほおばっていることはありますか?
★まず私からあなたにこの言葉をお届けします
「ほおばったことはありますか?」
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