渡部建の謝罪会見に思う、叩かれる人・叩かれない人の差と正義マンへの違和感

スクリーンショット 2020-12-04 17.20.25
 

「多目的トイレ不倫」で世間の耳目を集め、芸能活動を自粛中だったお笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建(48)。3日夜に遅すぎるとも言える謝罪会見を開き、その様子はネットで生中継されました。サッカー情報で人気のメルマガ『J3+ (メルマ)』の著者じじさんは、渡部の会見を視聴し、不倫問題を起こした芸能人でも叩かれる人と叩かれない人がいることに強い違和感を覚えたとしながら、第三者が大騒ぎしてとやかくいう問題ではない、と持論を展開しています。

【芸能界】 渡部氏の謝罪会見を視聴、どうも気になる「正義マン」への違和感

2020年は東京五輪で盛り上がるはずだったがコロナ一色の1年になった。最近では東日本大震災が発生した2011年以来の「ネガティブなニュースの多い1年」になったが、未だにコロナの騒動は収まっておらず。むしろ、本格的な冬を迎えるこれから感染者数や死亡者数が増えそうな流れになっている。JリーグのシーズンはJ1もJ2もJ3も何とか全日程を消化できそうな流れになっているが、日本代表の国際Aマッチはほとんど開催されず、年代別の日本代表の国際大会は男子も女子もほとんど全てが中止や延期になった。

2021年は2年連続の五輪イヤーになる。明るい話題の多い1年になってほしいと思うが、今、日本で話題になっているのはアンジャッシュの渡部氏の件になる。不倫騒動で6月10日(水)から無期限活動自粛中だったが、大晦日に放送される人気TV番組での復帰が噂されており、12月3日(木)の夜に会見を行った。

芸能リポーターと呼ばれる人に囲まれながらの謝罪会見になったが、夜の19時から行われた。さすがに地上波での中継はなかったが、ネットメディアが生配信しており、多くの人がリアルタイムで謝罪会見を視聴した。

芸能活動を再開させるためにはうまく謝罪会見を乗り切らないといけないので「どんな風な態度でどんな風にコメントするのか?」は興味深かったため配信を視聴したが、最初の10分ほどで断念した。芸能リポーターと呼ばれる人たちが渡部氏を取り囲んで矢継ぎ早に質問をして糾弾する様子は、観ていて違和感を覚えた。

渡部氏は芸能リポーターの質問に対して同じような回答ばかりだったので「ボキャブラリーの少なさ」に驚いたが、「芸能リポーターを含めたマスコミに批判の声が集中するだろう」と思える会見だった。

「芸人なので笑いを取るべき」「謝罪会見の場でネタに走るべき」という声もあったが、さすがに難しい。今のご時世であれば120%の確率で逆効果である。「神妙な顔をしてとにかく謝罪をする」というのがベストな道だといえるが、そもそもとして誰に対しての謝罪なのか?は分からない。

「なぜ、謝罪会見をしないのか?」という声は多かったが、謝罪会見をする/しないに怒っていた人は高確率で「騒動から半年後の謝罪会見は遅すぎる」「今頃になって謝罪会見をするなんて」と憤っているだろうと思われる。

print
いま読まれてます

  • 渡部建の謝罪会見に思う、叩かれる人・叩かれない人の差と正義マンへの違和感
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け