このメルマガ筆者は、原発には反対の立場である。いずれ原発はやめないといけない。しかし国の事情、その土地の事情もあろう。上からの権力で問答無用で「止め」とやってはいけないはずだ。とくに、南の国民には「原発やめます」といっておきながら北の親分には、「うちが原発作ってあげますよ。それで電力事情も緩和されますよ」と二枚舌を使うのはいかがなものか。偽善の化身文在寅の化けの皮が剥がされる日がいずれやってくるのだろうか。
裁判所の判決によって第一ラウンドはチュ・ミエの負け、ユン総長の勝ちが宣言された。しかしこれで終わりではない。前号にも書いたように、チュ・ミエはユン検察総長に対し職務排除命令（検察総長を辞めろという意味）を出しており、その懲戒委員会が12月10日ごろ開かれる予定になっている。裁判所がチュ・ミエの「職務停止命令」を「停止せよ」との判決を出したことと、ユン総長に対する懲戒委員会が開かれるということとは別々のことのようだ。
ユン総長も勿論黙ってみているだけではなく、懲戒委員会開催停止を憲法裁判所に訴願した。訴願の内容はチュ・ミエ長官が懲戒命令を出すだけでなくそれを審議する懲戒委員会の委員までも選任するというのは検事と裁判官の権利を同時にもつもので憲法違反にあたるというもの。懲戒委員会が停止になるのか、はたまた委員会は開催されユン総長に対する厳しい決議が言い渡されるのか。
12月1日の裁判所判決によるチュ・ミエの敗北（第一ラウンド）によって、戦いはユン総長と文在寅との戦いに発展している。韓国の次期大統領選にむけた動きはますます流動的となってきた。
※ 今回は、YouTube「朴斗鎮TV」を参照させていただいた
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