小学生がハマりまくっている「フォートナイト」に潜む3つの問題点

 

今までも子供たちを誘惑するものは数多くありましたが、この『フォートナイト』は今までにない大きな危険性があると私は感じています。基本的に私は「危険なものは何でも禁止」のような風潮には反対ですが、子供が初めてぶつかるトラブルがこの「フォートナイト問題」だとしたら、子供にとっても親にとっても、ハードルが高すぎると思うのですね。

特に対象年齢が「15歳以上」ともあるように、子供がどんなにせがんでも「今の年齢ではできません」と親の姿勢を明確にしてほしいです。きっとこの「フォートナイト」だけでなく、今後も次々に現れるだろうとは思いますが、それが危険だと知ったのならやはり早めの対処をお願いしたいのですね。

問題の中に「2.ゲーム内の課金で起きるトラブル」がありました。多くの親はお金の大切さを教えたい、正しい使い方、お金との付き合い方を教えたいとお考えのはずです。そしてお金の価値や、貯め方などを、時間を掛けて教えていると思うのですね。

ところがゲーム内で1,000円近いお金が「課金」という形で何も残らず消えていく…。ここでお金の価値が教えられるだろうか?と私は思うのです。もしくは今まで、地道な努力を積み重ね、教えてきた「お金との向き合い方」を簡単に踏みにじられることにはならないか?と思うのですね。

「3.暴言・言葉遣いが極端に悪くなる」についても同じです。

私は今まで「言葉は文化です。子供の世界には子供の言葉がある。子供同士で良くない言葉を使っても、使い分けることができればいい」と言ってきました。

それはもちろん家庭内では家庭内で使うべき言葉を使い、先生や目上の人がいる時には、それなりの言葉を使う。その環境下であれば、子供たち同士で少々悪い言葉を使っても、本人たちも状況によって使うべきでないと分かるし、もし間違っても「間違っている」と教えることができます。でもそれらを学ぶ前に、四六時中、異常な環境の中におかれてしまえば、異常な事さえも分からなくなってしまう懸念があるのです。

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