小学生がハマりまくっている「フォートナイト」に潜む3つの問題点

 

そこで何が問題になっているか?というと、まずは

1.ゲームに没頭してしまい自分をコントールできなくなる

という事。これは今までのゲームでもあったことですが、ゲームの面白さに魅了されてしまい「ゲームを続けたい」という思いが強すぎて、自分で自分を制御できなくなってしまうのです。

放っておけば10時間以上も続けている子も珍しくなく、親が眠った後起きだして、深夜にゲームをしている子もいます。それで学校で居眠りをする、体調を崩す、学校に行けなくなる、昼夜逆転の生活になる、という子も非常に多いです。

そして

2.ゲーム内の課金で起きるトラブル

当然ですがゲームの開発にはお金がかかっています。そして企業は利益を上げて事業を継続していかなければなりません。その収益はゲーム内の課金でまかなわれているんですね。

課金の方法は、コンビニなどで売られているプリペイドカードだったりクレジットカードです。なので親のクレジットカードの番号を無断で入力したり、家庭内でお金をくすねてプリペイドカードを買ったりする子もいます。

他にも、ゲーム内で友達にたかったり「お金払うから代わりに買ってくれ」と言われたり、友達と仲良くなりたくて親のクレジットカードを使ってどんどん購入し、友達にギフト(あげてしまう)という例もあります。

その次に多い問題は

3.暴言・言葉遣いが極端に悪くなる

です。これは「ボイスチャット」という機能が付いている事に起因しています。仲間で会話ができるようになっているので、作戦を話したり、相談したり、助けたり…。リアルタイムでそんなことができれば、1人でやるゲームよりずっと楽しいのは想像できますよね。

又、お互いに協力したり助けあう為…と考えるとゲーム上では素晴らしい機能ですが、何しろ「敵と戦うゲーム」です。子供たちは興奮し、「殺せ!」とか「死ね!」「このザコが!」などの言葉を当たり前のように乱発し、失敗した友達を愚弄したり「バカヤロウ」「お前なんかやめちまえ!」の言葉が平気で飛び交ったりもします。そこからいじめが起きたり、リアルな友達同士のトラブルに発展することも多発しています。

又、オンラインで知らない人と繋がって、さらなる暴言を受けたり、嫌がらせをされる…なども起きています。

一応、3つの問題点を挙げましたが、実はまだまだ問題はあり、このメルマガでは書ききれないほどです。そしてそれらが学校で問題になり、注意喚起のプリントが配られたり、フォートナイト禁止になった学校もあります。

私たちが認識しなければならないのは、それだけ危険をはらんでいるものが簡単に手に入る世の中になっているという事。そして、何が起きているか知らない親がいたり、子供にやりたい放題やらせて関知しない親もいる、という事です。

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