文在寅の大誤算。覆された検察総長の懲戒と自身に伸びる捜査の手

2020.12.27
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以前掲載の「韓国『玉ねぎ女』が辞意表明。文在寅大統領を襲う最悪のシナリオ」等の記事でもお伝えしてきたとおり、泥沼の様相を呈していた文在寅政権と検察との争いですが、大統領にとってまさに「最悪のシナリオ」が現実となってしまったようです。今回の無料メルマガ『キムチパワー』では韓国在住歴30年を超える日本人著者が、24日に裁判所が下したある決定を紹介。これにより、文政権に対する風当たりは今後ますます強いものになると記しています。

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尹錫烈検察総長が勝った

ソウル行政裁判所行政12部(洪淳旭裁判長)は12月24日、大きな判決を出した。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領が12月16日に秋美愛(チュ・ミエ)長官の提案を受けて裁可した尹錫烈(ユン・ソンヨル)検察総長に対する懲戒決定を裁判所が覆したものだ。尹総長は8日ぶりに職務に復帰することになった。

裁判部は、任期制検察総長(=憲法によって任期が保証されている検察総長)が今回の懲戒で回復できない損害を被ったかどうかを重点的に検討したという。停職2月の処分についても「回復できない損害」を認めたことになる。

これによって文在寅が下した判断(裁可)が、間違っていたということを主張する結果となり、今後文在寅政権に対する風当たりは、ますます強くなるものと思われる。

尹総長が検察総長として復帰したことにより、蔚山(ウルサン)市長選挙不正事件や月城(ウォルソン)1号機原発の書類改竄事件といった様々な権力型不正事件は、公捜処ではなく、尹総長の指揮下にてこのまま捜査される可能性が高まった。そうすれば、捜査の手は大統領にまで及んでいくことも考えられる。蔚山事件も月城の原発事件も全て問題の本質は文在寅にあることは火を見るよりも明らかなのである。ソウル行政裁判所が、権力の目(大統領)を恐れずにただ法のもとに、法を中心として判断を下したことに筆者は驚いている。

穢れにけがれている大統領府および与党民主党であるが、真実を追求しようとする部分も韓国の中に、あるにはあるのだ。この裁判の判決に対する今後の動きが気になるところだ。今年、もう1回くらい発信できるかもしれないが、とりあえず今日は、真実を愛する尹錫烈検察総長が、文在寅に勝ったことをお伝えできて、うれしいことこの上ない。

また数日後にお目にかかることになりそうな雰囲気ではある。幸せなひとときをお送りになっている皆様方におかれましては、真理と自由がともにありますよう。

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韓国暮らし4分1世紀オーバー。そんな筆者のエッセイ+韓国語講座。折々のエッセイに加えて、韓国語の勉強もやってます。韓国語の勉強のほうは、面白い漢字語とか独特な韓国語などをモチーフにやさしく解説しております。発酵食品「キムチ」にあやかりキムチパワーと名づけました。熟成した文章をお届けしたいと考えております。

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