歌舞伎界すら不景気でウーバー!? コロナ禍の海老蔵が苦しむ「市川團十郎」の重み

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新型コロナの影響で公演が延期になったり、不倫騒動が週刊誌で取り上げられたりと、さまざまな問題が襲いかかる日本の歌舞伎界。有名芸能リポーターの井上公造さんが11月に新創刊したメルマガ『井上公造の「とっておき芸能情報+LIVE」』では、芸能リポーターの島田薫さんが、歌舞伎を取り巻く厳しい状況やスキャンダルを紹介しながら、11代目市川海老蔵さんの「市川團十郎」襲名披露の延期にまつわる「ある懸念」を明かしてます。

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島田薫の「エンタの花道」:不倫騒動に襲名披露延期…どうなる今年の歌舞伎界

年明けに2回目の緊急事態宣言が出され、ジャニーズ事務所は早々に主催コンサートの中止を発表。宝塚歌劇団は、18時半開演の公演を3時間も繰り上げ、15時半開演に変更した。

毎年華やぎにあふれたお正月で知られる歌舞伎界は、どのような状況になっているのか。

バイト生活も

歌舞伎は例年、1月2日から公演が始まる。そのため、元日は各所へのあいさつ回りをはじめ、一門が一堂に会しての新年会が行われる。

獅子舞も登場するなど、にぎやかな新年となるのだが、今年は全てを控え、それぞれの家庭で静かに過ごすお正月となったようだ。

また、公演自体も開演を30分ほど早め、20時前に終わるように変更された。

コロナ禍で公演が減り、歌舞伎俳優や裏方スタッフもアルバイトを始めた人が増えていると聞く。

中堅の俳優でさえウーバーイーツで配達の仕事を始めたり、コンビニで働く人も出てきた。家族を養うためだ。

会見は開けない

そんな中、年が明けてまだ松の内の7日に、“文春砲”が炸裂した。中村芝翫の2度目の不倫だ。4年前にも撮られて反省していたはずなのだが…。

偶然にも、年末に松竹の方とあいさつした際、会見の話題になった。

「昔から歌舞伎俳優は、不倫でも隠し子でも必ず会見を開いて、しかも、いつも対応が早かったですよね」と話したところ、「やはり何かあればすぐに対応するというのは心がけています」というやり取りをしたばかりだった。

そこから半月も経たないうちに、その“何か”が起きてしまったのだが、文春砲が出た7日は、緊急事態宣言の発出が決定した日でもあり、さすがにこの話はかすんでしまった。

松竹側も、今回ばかりはこの緊急事態の最中、会見を開くこと自体が不適切と判断したらしい。

それぞれの家庭で過ごした今年の歌舞伎界のお正月。芝翫も妻の三田寛子に絞られながら、今年の抱負を口にしたに違いない。

海老蔵の心境

一方、市川海老蔵が控える襲名披露公演についても気になるところ。

本来なら、歌舞伎界の一大イベントである「市川團十郎白猿披露」は、昨年の5~7月に行われるはずだった。その勢いのままに東京五輪に続くはずだったが、コロナの影響で今年に延期されている。

ところが、年始の海老蔵一家密着番組で、海老蔵本人が「今年團十郎を襲名できなければ、もうしないかもしれない」と言っていた。

「團十郎」といえば、歌舞伎を代表する大名跡で、今さら襲名しないという選択肢はない。もちろん、海老蔵的には、それくらいの気持ちになっているという意味だろうが、「團十郎」という名前は一筋縄ではいかない歴史も持っている。

めどが立たない

初代は上演中に舞台で共演者に刺され絶命。三代目は22歳の若さで病死。八代目は33歳で自死したと言われている。

大名跡で名前を継承するだけで重責が伴うのに、それがいつになるか分からない状況が長期間続くと、気が張り詰めたままではないのかと推察される。

本人は自分のことよりも長男・勸玄くんの新之助襲名の方が気がかりなようだが、親子襲名披露はいつになるのか全くめどが立たない状況。

関係者に話を聞くと、「今のように(客席数)半数で決行とはいかない。少なくとも満席のお客さんが入ってくれるようにならないと、『團十郎白猿披露』はできないだろう」とのこと。

何とかそれまで気持ちを切らさずに、その日を迎えてもらいたいが…。

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image by: Dick Thomas Johnson from Tokyo, Japan, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons

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芸能リポーター。1956年、福岡市出身。西南学院大学商学部を卒業後、フリーライター、竹書房編集長を経て、サンケイ新聞社に入社。サンケイスポーツ文化社会部記者として、事件・芸能取材を担当する。1986年、芸能リポーターに転身。98年に「有限会社メディアボックス」(現・「株式会社KOZOクリエイターズ」)を設立。現在、日本テレビ「スッキリ」、読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」「上沼・高田のクギズケ!」、朝日放送「おはよう朝日です」「キャスト」などにレギュラー出演。芸能ジャーナリズムで幅広く活躍すると同時に、番組企画、芸能情報配信サービスなども精力的に行っている。(株)KOZOクリエイターズには、芸能リポーターとして、駒井千佳子、長谷川まさ子、中西正男らが所属している。

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