私も何度も経験してきたことです。先日、女友人と話をしていたら、こんなことあった、あんなことあった…と、お互い、経験談がいくらでも出てきます。
男性多数の中で、セクハラ発言で笑いをとる人がいて(最近は、ちょっと巧妙になって、「こんなこというと、セクハラだなんていわれちゃうけど…」なんて、予防線を張りながら言うことも…)、大抵、そういう発言をする人は、そのメンバーの中で力がある人ですから、男性たちは、本心はどうかわかりませんが、笑って聞いています。少数の女性たちもつられて笑っている…。その状況の中で、何も言わなかった自分が思い出されます。
あまりにひどいので、「今の発言、アウトですよ」と言ったときも、場の雰囲気を壊さないようにソフトに言っていたな…。あれじゃ、相手にきちんと届いていない。でも、あの場で、どう言えばよかったんだろう…と。
今の若い人たちが、少しでも女性蔑視や差別を感じる発言には、その場で、きちんと不快感を示して、発言を撤回させているのを見て、こうしなくちゃいけないんだ…と考えさせられます。
そもそも、女性の力を活用しないのは、大きな損失です。場の空気を読む「わきまえた女」だけを望む形だけの男女共同参画。それでも、その中に入って行くために「わきまえた」ふりをしてきた女性たち…この構図をいいかげん終わらせるチャンスです。
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