山田内閣広報官騒動で浮き彫りになった「腑抜け」官邸会見の大問題

 

【サーチ&リサーチ】

*「内閣広報官」に関する記事。最初は去年の3月。

2020年3月3日付
当時の安倍首相の官邸での記者会見で、「司会役の長谷川栄一・内閣広報官が「予定していた時間は過ぎている」として会見を打ち切った」

*「首相会見の打ち切り役」としての内閣広報官はたくさんの記事に登場する。この後も、長谷川栄一内閣広報官は会見打ち切りを策して、記者たちの抗議を受けている。

2020年3月17日付
「(Media Times)首相会見、官邸と記者の実情は」と題する記事では、官邸での会見の問題を直接取り上げ、全面的に論じている。新型コロナウイルス対策で「全国一斉の休校措置」などが問題になった時。フリージャーナリストの江川紹子氏は、《朝日》の取材に対して、「質問に答えていない首相に繰り返し聞こうともせず、会見の続行を求めることもせず、記者の職責を果たしていない」と記者会の加盟社を批判している。「首相会見の主催は記者会だが、慣例として司会は官邸側の内閣広報官が務めてきた」のであり、江川氏は「会見の司会は主催の記者会側が務めるべき」と提案していることなど。

2020年6月11日付
持続化給付金事業の業者選定を巡る問題が沸騰する中、電通の下請に入った企業の顧問に、長谷川栄一内閣広報官が就任していたことも問題になる(長谷川氏は元中小企業庁長官)。そして9月。菅氏の首相就任と共に人事が動く。

2020年9月16日付
「首相会見で司会をする内閣広報官には、安倍政権で女性初の首相秘書官を務めた山田真貴子・前総務審議官(60)を起用する。女性の広報官は初めて」。

2020年12月5日付
臨時国会が事実上閉幕した後の首相会見。「会見終了時、司会の山田真貴子内閣広報官は、指名されなかった記者の質問は文書で受け付けるとした」と。

*「文書で受け付ける」というのは山田氏の独自性?
*安倍前首相が、事実と違う答弁を繰り返していたなどの問題で、議員会館の狭い部屋で短い会見を開いたとき、司会を務めたのは、安倍政権時の内閣広報官、長谷川栄一氏だった。
*これ以降は、菅総理の長男が勤める東北新社絡みの山田真貴子氏に関する記事。

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