妻の不倫相手が逆ギレ&慰謝料の値引き要求。それでも夫が間男を許した裏事情

 

さらに妻はパソコンにスマートフォンのバックアップ(電話帳や写真などのデータ、アプリ、そしてSMSメールの送受信やLINEのトーク、そしてFacebookのメッセージなど)を取っていました。パソコンは家族の共有物なので、バックアップの中身は見放題の状態。そこには、男が妻に送ったLINEのメッセージ「愛している」「早く一緒になりたいね」「世界で一番大事な人」など、甘い言葉のオンパレートが残っていたのです。

誠也さんはついに我慢の限界に達し、「ドコモショップ」からの着信に対し、妻のスマホを取り上げ、「どちら様ですか?」と相手先に尋ねたのです。本当に電話の主がドコモショップなら、「ドコモです」と答えるでしょう。しかし、相手先は最初に「チッ」と舌打ちをするだけで、その後は無言のままでした。誠也さんは電話を切ると、妻に対して「これは誰なんだ!」と詰問。妻いわく相手はドコモショップではなく、同じ会社に勤める同い年の男性だというのです。所属は別の部署ですが、合同の飲み会で知り合い、意気投合したようです。

もし不倫相手の素性に全く見当がつかない場合、「元彼」「職場の上司」「旧友」などに目星をつけることが大事です。なぜなら、彼らは相談相手から不倫相手へと発展することが多いからです。

妻は「しつこく誘われて断れなかったの」と懺悔しますが、数回にわたりカラダの関係を持ったことを白状したのです。 

緊急事態宣言中で直接会えない日は、テレビ電話のアプリ(LINE,FaceTime,Skypeなど)で愛を育んでいました。そして、ご丁寧にもその一部始終をパソコンやスマートフォンに動画形式で保存していたのです。妻側の背景をチェックしたところ、撮影場所は夫婦の寝室。誠也さんが帰宅するまでの間、妻は男との会話を楽しんでいたのです。ネット上に残された不倫の足跡はいつ消されるか分かりません。誠也さんは妻の裏切りを目の当たりにしてショックでしたが、それらの画面を即、写真に撮っておいたのは大きな収穫でした。

とはいえ、不倫は連帯責任です。相手の男を直接やっつけないと気が済まない。そう思い立った誠也さんは妻に協力を依頼。デートの口実で男を喫茶店に呼び出し、そこで尻尾を捕まえる作戦をとることに。

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