インドで1日20万人以上の感染者。新たな脅威「二重変異株」の恐ろしさ

 

【サーチ&リサーチ】

*きょうは異例の展開方法になります。まずはBBCのニュースから。

2021年3月25日付BBCのニュースサイトから
「二重変異株は、インドの18州で集められた計1万787のサンプルの中で見つかった。このサンプルからは、イギリス型の変異株も736、南アフリカ型は34、ブラジル型も1つ、それぞれ確認された」。

「ウイルス学者シャヒド・ジャミール博士は、「新型ウイルスのスパイクタンパク質の主要部分で起きた二重変異は、リスクを高め、新型ウイルスが免疫システムから逃れることを可能にするかもしれない」」と話し、「「L452RとE484Qの変異が同時に起きている新たな株が、インドで発生しているのではないか」と述べた」というもの。

*調査の時期が何時なのか分からないが、変異型の比率は最大のイギリス型でも10%に満たないから、僅かにしか見つかっていない「二重変異株」が爆発的な感染拡大をもたらしているとは考えにくいだろう。インド政府の受け止め方は納得できる。
*3日後、今度は米CNNが同内容を簡単に報じる。さらに…。

2021年3月28日付の時事ドットコム(時事通信のサイト)
「インドでは既に、英国、南アフリカ、ブラジル型の変異株が見つかっている。加えて保健・家族福祉省は24日、新規感染者が特に多い西部マハラシュトラ州などで、二つの変異株の特徴を併せ持つ「二重変異ウイルス」が見つかったと発表した。最近の感染者急増と「直接的関係があるとはみていない」と説明したものの、不安が広がっている」

●uttiiの眼

まずはBBC、次いでCNNと、英国と米国の主要なテレビメディアのサイトがこの問題を報じ、日本では時事が「インド第2波」に関する記事のなかに反映させた。日本ではまだ見つかっていないのだろうが、時間の問題なのかもしれない。これとは別に、「日本型」も生まれているとされる。

新型コロナウイルスの変異型は既に1000種類以上に分岐していて、その多くはやがて淘汰されるが、なかには「英国型」のように感染力を高め、重症化率も高くなるような変異型も存在する。そのようなものが出現すれば、また、あれよあれよという間に、私たちの社会は深刻な事態に陥ってしまうのかもしれない。その意味で、ワクチン開発も重要だが、治療薬の開発はもっと重要な課題になってきているのだろう。

image by:Manoej Paateel / Shutterstock.com

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ニュースステーションを皮切りにテレビの世界に入って34年。サンデープロジェクト(テレビ朝日)で数々の取材とリポートに携わり、スーパーニュース・アンカー(関西テレビ)や吉田照美ソコダイジナトコ(文化放送)でコメンテーター、J-WAVEのジャム・ザ・ワールドではナビゲーターを務めた。ネット上のメディア、『デモクラTV』の創立メンバーで、自身が司会を務める「デモくらジオ」(金曜夜8時から10時。「ヴィンテージ・ジャズをアナログ・プレーヤーで聴きながら、リラックスして一週間を振り返る名物プログラム」)は番組開始以来、放送300回を超えた。

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【著者】 内田誠 【月額】 月額440円(税込) 【発行周期】 毎週 月・火・水・木・金曜日(祝祭日・年末年始を除く) 発行予定

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