コロナ禍の五輪開催は吉か凶か。衆院選で国民が菅政権に下す「三行半」

 

二つ目は「オリンピックとコロナ」ということが挙げられるのではないでしょうか。

これに関しては、今までにすでに語ってきていますので、あり詳しく語る必要はないのかもしれません。

今回はあえて「国民目線」で書くことにしましょう。

単純に、日本の国民というのはかなり優秀な「被支配民」であると思います。

表現は悪いですが、日本という国は、古来、政治家が素晴らしいのではなく、国民側が非常に優秀であるということになります。

その国民は、間違いなく「自分の経験と勘」で生きているのですが、情報と自分の経験則で、基本的には政治がなくても生きてゆけるという自信を持っているということになります。

そのことが「経済一流・政治三流」といわれる現象につながります。

その政治が、今回のコロナで1年間以上「国民に対して我慢を強いる」ということをしているのです。

日本の国民は「目的がはっきりしている」状態であれば、我慢できます。

これは戦争中の「欲しがりません勝つまでは」という標語でもわかります。

しかし、今回のように「いつまで、どのように我慢するのか」が見えなければ我慢ができないのです。

そしてその結果が生まれてこないということになります。いや、悪化しているということになります。

その上でオリンピックです。

オリンピックの是非をめぐって様々な話が出てきていますが、国民感情的には金メダル獲得は良いものの、緊急事態宣言地域が広がる、ということになります。

大阪が「緊急事態」になったということは、単純に、オリンピックとの直接因果関係はないということになります。

大阪はオリンピックの会場ではないのです。

そのように考えた場合、オリンピックの開催はどのように評価されるのかということも大きな内容になります。

三つめは「野党不在」ということが挙げられます。

これは単純に、「批判しかできない野党」ということになります。

過去にこのメルマガで出しましたが、「民主党政権の役職や大臣の経験者がいなくならなければ民主党(現在の野党)の復活はあり得ない」ということを書きました。

まさに、あの民主党政権の時代を想起させることが少なくありません。

同時に、旧民主党そのものの問題は「政策が見えてこない」ということです。

あまりにもひどい二重基準、身勝手な主張と責任転嫁、手のひら返しの政策、これでは話にならないのです。

このように考えれば「野党不在」ということになります。

さて、これらの三つのことを、もう少し詳しく書きながら、次の解散総選挙を見てゆきたいと思います。(次号に続く。この続きをお読みになりたい方は、この機会に『宇田川敬介の日本の裏側の見えない世界の話』をぜひご登録ください。初月無料です)

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image by: 首相官邸

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