また大会前には、コロナの拡散の中心(スーパースプレッダー)になるのではないかという意見がありました。
それについてシンガポールのストレートタイムズ8月7日の記事があります。
・東京(REUTERS) – オリンピックの健康アドバイザーが8月7日、2020年東京大会はコロナに打ち勝つことができることを示し、世界中の国々がコロナウイルスと戦うためのデータを提供するだろうと語りました。
・東京オリンピックの独立専門家委員会の委員長であるブライアン・マクロスキー氏は、記者会見で、社会的な距離を置くこと、マスクの着用、手指の消毒、検査と追跡などの対策がパッケージとして実施された場合に効果があることを示したと述べました。
・「これは、東京から世界に向けての非常に重要な教訓です」と述べました。
・東京2020大会の主催者は先に、7月1日以降、大会関連のコロナ症例を404件記録したと発表しました。大会には選手、役員、ボランティアなど2万人以上が参加していますが、批評家や日本国民が懸念していたようなウイルスの超拡散装置にはなっていません。
・選手村を含む大会期間中の2週間に収集された健康データは、分析・公表され、各国がコロナウイルスへの対応策を練る際に役立てられるだろう、とマクラスキー氏は述べています。
毎日のように新規感染者数が記録更新と言われていますが、少なくとも「東京オリンピックが感染源になったわけではない」という報道です。
発言元がIOC関係者ですから、当然ともとれる発言ですが、世界的にも同意できる見方なのでしょう。
世界における東京オリンピックの評価としては、「コロナのため無観客で寂しい大会であったが状況を考えるとよくやった」といったところでしょうか。
(メルマガ『在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』 8月8日号より一部抜粋)
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